『ザ・ファイター』とドロップキック・マーフィーズ(Dropkick Murphys)
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クリスチャン・ベール クリスチャン・ベール, フジロック, ブラッド・ピット, マット・デイモン, マーク・ウォールバーグ
『ザ・ファイター』関連でネット検索してみると、いろいろ面白いことがわかってくる。
ミッキー・ウォードは実在の人物でウィキペディアにも掲載されているが、片親違いの兄ディッキー・エクランドは少なくともウィキへの掲載はなく、いくら探しても、引っ掛かってくるのはこの映画関連の記事ばかり。なので、ディッキーがシュガー・レイ・レナードと戦えるレベルのプロボクサーだったというのは、もしかすると脚色かもしれない(違ったらごめんなさい)。ちなみに、劇中でレナードは本人が演じていた。
マーク・ウォールバーグは弟ミッキーを演じ、クリスチャン・ベールは兄ディッキーを演じているが、実年齢ではなんとマークの方が2歳年上だった。マークは主演のみならず制作にも携わり、度重なる監督やディッキー役の交代に屈することなく、作品を完成させてみせた。ディッキー役は、マット・デイモンからブラッド・ピットを経て、ベールに決まったそうだ。
更に、ウィキ情報で驚きの事実が。マークは以前はミュージシャンと俳優を掛け持ちしていて、マークが在籍していたグループは、やがてニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックになったとのこと。マークは不参加だったが、実兄がメンバーのひとりになったそうだ。
舞台はマサチューセッツ州ローウェルで、ミッキー・ウォードはアイルランド系。そして、同じくマサチューセッツ州出のアイリッシュ・パンク・バンドとして、フジロックにも何度か出演しているドロップキック・マーフィーズがいる。境遇がほぼ同じことから、バンドにとってミッキーの存在は偉大な存在なのだろう。アルバム『ウォリアーズ・コード』のジャケットにミッキーを使っているのだ。
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