アマデウス(1984年)
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最終更新日:2024/08/24
音楽
自殺を図り、精神病院に運ばれた老人、アントニオ・サリエリ。サリエリは、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトを殺したのは自分だと、神父に告白する。
宮廷音楽家として王に仕えるサリエリは、音楽家としての技量は天才的ながら、品がなく宮廷からは疎まれているアマデウスを常に意識。アマデウスに嫉妬を抱きながらも、表向きはアマデウスが宮廷に登用されるよう取り計らう風を装うサニエリ。アマデウスを憎む一方、彼の才能を理解できることが自分の最大の才能であることを自覚する。
アカデミー賞の主要部門を総なめにした、当時の話題作。作品名とモーツァルトを扱ったことぐらいは知ってはいたが、今回初めて観た。それもディレクターズカット版で、3時間近い大作に。もともとは戯曲として上映され続けてきたお話を、映画化したということらしい。
この時代やモーツァルトその人に強い興味があるわけではないので、途中で飽きてしまうのではとも思ったが、そうしたストレスを覚えることもなく、のめり込むことができた。華やかな衣装や豪華な舞台セットなどは壮観。主人公であるアマデウス・モーツァルトは、音楽家としてより身分や地位を持たない下品な男としての描かれ方が強いように見え、結構意外だ。
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