ザ・ブラック・クロウズ(The Black Crowes)『Who Killed That Bird Out On Your Window Sill / 戦慄の黒烏』
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最終更新日:2022/11/01
The Black Crowes オアシス, ジミー・ペイジ, フジロック, ブラック・クロウズ
ブラック・クロウズの初期映像を観た。セカンドアルバム『The Southern Harmony and Musical Companion』が全米1位を獲得し、勢いに乗っている時期の彼らの姿が堪能できる。
ライヴの模様、ラジオ番組出演、テレビ報道、インタビュー、フォトセッション、バスでの移動など、ツアーで駆け回っているバンドの活動を捉えている。完奏している曲の収録は限られているが、ロードムービーの様相を呈している分彼らの生々しい姿が刻まれていて、合間に組み込まれるPVで流れを整えている。
野外フェスティバルの映像は、オーディエンスの熱狂とモッシュピット前に陣取る軍人とのコントラストが印象的だ。1991年のモンスターズ・オブ・ロックと思われ、このときは東ヨーロッパを巡回していたそうだ。
バンドは、1992年に初来日を果たしている。TVKの番組ミュートマに出演していて、インタビューを受けている映像が、わずかだが確認できる。
1992年時点で、クリス・ロビンソンは26歳、弟のリッチは23歳。ふたりとも若々しく躍動している。個人的には、1999年のフジロックでライヴを観ているのと、ジミー・ペイジと組んだツアー(来日が決まっていたが中止)、オアシスと組んだ「兄弟ツアー」のイメージが強いが、バンドは初期の段階で大きな成功を収めている。その熱は当時日本にはあまり伝わってきていなかったように思われ、今にして思うととても勿体ない。
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