「ベルサイユのばら展(ベルばら展)」に行ってきた
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最終更新日:2023/09/02
ベルサイユのばら
六本木ヒルズで開催されている、「ベルサイユのばら展」を観に行ってきた。今年は、原作の連載開始から50周年だそうだ。
導入のブースはベルサイユ宮殿を再現した撮影スポット、モーションコミックによる作品概要を取りまとめた約10分の動画などがあった。東京の外の街並みが見えるガラス窓には、いくつかの引き伸ばした原画が飾られていた。
さて展示本編だが、池田理代子による原画、宝塚、アニメの大きく3つで構成されていた。個人的には、アニメを半分くらい、原作は序盤のみという認知度だったので、それぞれの特色や差異を知ることができた。
18世紀後半のフランスを舞台とし、実在する人物に創作の人物を絡ませた壮大な物語だ。アニメのイメージが強かったワタシは、オスカル、マリー・アントワネット、フェルゼンの恋愛模様を軸としていた原作には、少々戸惑う一方、少女マンガのイメージまんまだと納得もした。アニメでは、フランス革命を土台として運命に翻弄される描かれ方をしていて、後半の監督を担当した出崎統がまさにそのようなコメントを残していた。
ルイ16世と政略結婚したアントワネットはフェルゼンに恋い焦がれ、フェルゼンもまたアントワネットを想う。そしてオスカルも、ひそかにフェルゼンを想っていた。オスカルは想いを振り切るため、人生でただ一度だけドレスを着て、舞踏会でフェルゼンと踊った。このドレスが実際に制作され、展示されていた。オスカルは、身長178センチと設定されていた。
アニメでは、オスカルの死後は駆け足になっているが、原作ではルイ16世やアントワネットの処刑も描写されていた。2014年には、池田による新エピソードが描かれていた。
ベルばらを長きに渡って表現し続けているのは、宝塚だと思う。宝塚のブースでは、歴代のポスターや演じた人の年表、衣装セットなどが展示。原画とアニメは撮影不可だったが、宝塚の展示物は撮影可能だった。
完全新作の劇場アニメも制作されるそうだ。そしてラストには、この展示のために書かれた池田理代子のサイン色紙が飾られていた。
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