スティーブ・ジョブズ(映画・2013年)
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最終更新日:2022/10/05
伝記/実話に基づく
自分の進路がなかなか定まらない大学生のジョブズは、IT分野に活路を見出だして就職。やがて友人のスティーブ・ウォズニアックとアップル社を起業し、自宅のガレージをオフィスにする。コンピューターイコール大型汎用機という時代にパソコンを開発し、これが爆発的にヒット。やがて会社を法人化すると、企業規模も大きくなっていく。
ジョブズは、製品を売り込むために宣伝に長けたペプシコーラ社長のジョンを引き抜くが、一方で製品開発プロジェクトにて細部までにこだわりを持ちすぎ、尊大な態度でメンバーに臨んでしまう。それは資金の浪費にもつながり、やがて取締役会で解雇を言い渡されてしまう。
2011年に亡くなった、アップルの創始者スティーブ・ジョブズの伝記映画だ。ジョブズの半生は、亡くなった直後に日本のテレビ局でも繰り返し放送されていたので、大枠はだいたいわかっていた。栄光、挫折、そして復活。独善的な一方ナイーブな面も持ち合わせ、決して完全無欠の聖人ではない。失敗も数多くしているし。それがこの人の魅力だと思うし、同じ年にして親友かつ好敵手の、マイクロソフトのビル・ゲイツとは大きく違う。IT業界ではゲイツの方がはるかに成功しているが、もしゲイツが死んだとしても、伝記映画は作られるだろうか。
ジョブズを演じるのはアシュトン・カッチャーで、生前のジョブズに似すぎている(伝記映画ではコレかなり重要)。スティーブ・ウォズニアックはジョシュ・ギャッド(『美女と野獣』『オリエント急行殺人事件』など)、ジョブズに招かれるも、結果的にジョブズを追い出す役員のひとりになってしまうジョン・スカリーはマシュー・モディン(『ビジョン・クエスト』『フルメタル・ジャケット』)だった。
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