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プライマル・スクリーム(Primal Scream)『Screamadelica 20th Anniversary Editions (for Japan Only)』

プライマル・スクリーム(Primal Scream)『Screamadelica 20th Anniversary Editions (for Japan Only)』

は、1991年にアルバム『Screamadelica』をリリース。バンド通算3枚目にして、最初にピークを迎えた作品だ。2011年には、20周年を記念した記念盤がリリースされている。ワタシが所有しているのは、CD3枚プラスDVDの日本限定エディションだ。

ディスク1はオリジナルアルバムのリマスターで、のケヴィン・シールズも携わっている。ディスク2はリミックス集で、オリジナルの4曲をアンドリュー・ウェザーオールやジ・オーブのアレックス・パターソンらが手掛けているほか、ボーナストラックとして、『Loaded』の原型にもなっている前作の『I'm Losing More (Than I'll Ever Have)』を収録。

ディスク3は、1992年3月にロサンゼルスのハリウッド・パラディアムで行われたたライヴだ。ヴォーカル参加していたデニス・ジョンソンも帯同していて、アルバムと変わらない感触が味わえる。セットリストはほぼほぼ『Screamadelica』からだが、終盤にハード目にアレンジした『Cold Turkey』、『No Fun』の、2曲のカヴァーを披露。前作の、ガレージロックの面影を感じさせてくれる。インストのタイトル曲『Screamadelica』は、実はアルバム未収録だ。

DVDは、10曲のPV集とアルバムメイキングのドキュメンタリーだ。特に、後者は見ごたえがあった。全曲に対するコメントがあり、スタジオのコンソールにて、ボビー・ギレスビーとアンドリュー・イネスのふたりがメインとなり、ジミー・ミラーやジャー・ウォブルなどを動員した経緯などを交えて語っている。当時在籍していたメンバーもコメントしていて、2006年まで在籍し、2014年に亡くなったロバート・ヤングの姿にははっとさせられる。アンドリュー・ウェザーオール、クリエイションの代表アラン・マッギー、元マネージャーらも、コメントを寄せている。

カラーブックレットには、当時の様子を伺える貴重な写真のほか、アンドリューとボビーの対談の日本語訳も掲載。写真は、ライヴやオフショットになり、新大阪駅のホームで撮影されたメンバーのショットもあって、今となってはかなり貴重だ。

個人的にプライマルのライヴは9回観ているが、前回は2011年で、での『Screamadelica』全曲ライヴのときだった。今年サマーソニックで11年ぶりに彼らを観る予定で、そして、またもや『Screamadelica』全曲ライヴだ。

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