フジロック’22(Fuji Rock Festival)を振り返る(1) – 会場など
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Fuji Rock Festival'22 フジロック
【コロナ禍での開催】
主催者が参加者に事前に求めた対応は、昨年より緩和。公式アプリのインストールと、氏名・メールアドレスの登録くらいだった(昨年は顔写真の登録や、希望者への抗原検査キット無料配布があった)。入場時にはアプリ画面の提示・アルコール消毒・検温が必須だったが、去年実施した検温OKの紙製リストバンドの運用はなくなっていた。
マスク着用は、会話時やステージ前方では求めていたが、熱中症のリスクもあるため、苦しいときは無理せずはずし、水分を摂るよう呼び掛けていた。ただ、大声は禁止のはずだが、残念ながらライヴ中は歓声があがったことがあった。コロナ陽性によりキャンセルになったアーティストは、今年も数組いた。
【天候】
開催中はほぼほぼ雨に降られず、好天に恵まれた。3日間とも、弱い雨が数分だけ降るというのが数回ありはしたが、合羽を着るほどではなかった(ただ、正確には、前夜祭開催の数時間前と3日目の23時30分過ぎには、それぞれ強い雨が降った)。前夜祭開催前、旅館街一帯が落雷で2時間ほど停電したのには驚いた(会場内は影響なし)。
【動員】
主催者発表で以下の通り。
7月28日(木) 10,000人 (前夜祭)
7月29日(金) 18,000人
7月30日(土) 21,000人
7月31日(日) 20,000人
4日間のべ来場者数 69,000人
さすがに昨年(のべ35,449人)よりは増加したが、それでも例年よりは少なめだった。コロナ第7波や、洋楽アーティストのエントリーがまだ少なく国内アーティスト中心だったことなどにより、このような結果になったと思う。前夜祭直前のオアシスエリア、2日目のオレンジレンジ、3日目の鈴木雅之のときなどは人が多いなと思ったが、総じて混雑状態になることは少なかった。昨年に続き、トイレはほぼ並ばずに利用することができた。
【ステージ】
昨年大幅に配置が変更されたが、今年はそれを継承していた。パレス・オブ・ワンダーとカフェ・ド・パリはなく、ルーキー用ステージはオアシスエリア内に移設されていた。木道亭はオブジェに差し替えられ、ジプシー・アヴァロンは最奥に位置していた。コロナ禍前にはMTVやラジオ局のブースにアーティストをゲストとして呼んで、トークショーやサイン会などをやっていたが、昨年に続き今年もなし。
【グッズ販売】
初日の昼前後に、アーティストグッズとオフィシャルグッズを購入。どちらも列が短く、20分前後で購入できた。ネットで事前購入を利用した人も、結構いたのかもしれない。袋有料の波は、ここにも押し寄せていた。
【支払い方法】
完全キャッシュレス実現とのことで、逆に現金を使用できるところがグッズ売り場のみになったと聞いている。個人的には、グッズ購入にはクレジットカードを使い、食事にはSuicaを使った。QRコード決済はPayPayのみで、現状でも充分ではあるが、欲を言えばこちらのバリエーションを増やしてくれると嬉しい。
【食事】
昨年との大きな違いは、アルコール販売が再開したことだ。オフィシャルスポンサーでもある、ハイネケンのグリーンのブースが復活したのには、少しほっとした。好天に恵まれた分日中はかなり暑くなり、ポカリスエットのブースでは一部の商品が売り切れていた。
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