ダイナソーJr.(Dinosaur Jr.)@フジロック’22
公開日:
:
最終更新日:2022/08/03
Fuji Rock Festival'22 ダイナソーJr., フジロック
コンスタントに来日してくれるし、そのほとんどを観ているので、あまり久々という感じはしない。しかし、フジロック出演となると2009年レッドマーキー以来になる。
ベースのルー・バーロウ、ドラムのマーフ、そしてギター&ヴォーカルのJ・マスキス。お馴染みの3人だ。のっけから、Jの轟音ギターノイズが炸裂。そして、2曲目でいきなり『The Wagon』!ええっ!?だいたい終盤のクライマックスに演奏される曲を、早くも序盤に持ってきた。
ここ数年で、Jのプロデューサー的な資質を見直している。ストゥージズのメンバーは『ギミー・デンジャー』で再結成の功労者としてJの名をあげ、ダイナソーのドキュメンタリー映画『フリーク シーン』では、常にバンドの中心に自らを置き、維持させようとしていた。口数が少なくインタビュアー泣かせな人と長年思っていたが、こういうタイプのアーティストもいるということだ。
そのJは、4本くらいのギターを使い分けていて、メインはピンク色ボディのジャズマスターだ。メガネにキャップといういでたちはお馴染みで、演奏中は激しい音を鳴らすが、曲間はかなりリラックスしていて、間延びなど気にもしていない。マーフやルーが音を出してつないでいる状態だ。
セットリストはキャリアを総括するベストヒットで、まさにフェス向き。『Little Fury Things』~『Out There』~『Feel The Pain』と、まさに鉄壁の流れだ。『Just Like Heaven』では、ルーがデスヴォイスを担っていた。
再結成ダイナソーが最初に来日したのは、2005年フジロックのとき。ワタシもその場にいたが、奇しくも2日目ホワイトステージトリ前という、今回と全く同じエントリーだった。そのときは再結成が永続的に続くかどうかわからず、次はないかもと思いながら観た。
それから12年が経過しても、ダイナソーは健在だ。Jはソロと並行してダイナソーを続けるようだし、新譜もコンスタントにリリースしているので、また近い将来日本に来てくれるかもしれない。
関連記事
-
フジロック’22、初日スタート!
イエロークリフのスクリーンで、ザ・フー(THE HU)を見ながら朝食兼昼食をとる。今年は、3
-
25回目のフジロック、25回目の参加
1997年の第1回フジロックフェスティバルは、会場が現在の苗場スキー場ではなく、山梨県の富士
-
鈴木雅之@フジロック’22
フェスでは、ヒット曲をたくさん持っているアーティストは最強だ。初日のオリジナル・ラブのときに
-
アトミック・カフェ いとうせいこう is the poet with 満島ひかり@フジロック’22
14時からのトークに途中から参加。津田大介進行で、電力、原発、宗教などの話題でトークがされた
-
ハイエイタス・カイヨーテ(Hiatus Kaiyote)@フジロック’22
本来ならYOASOBIが演奏している時間帯だったが、キャンセルとなったため繰り上がってグリー