25回目のフジロック、25回目の参加
公開日:
:
最終更新日:2022/07/27
Fuji Rock Festival'22 フジロック
1997年の第1回フジロックフェスティバルは、会場が現在の苗場スキー場ではなく、山梨県の富士天神山スキー場だった。ステージはメインとセカンドのふたつで、メインステージは平地に設置され、オーディエンスは坂の傾斜から見下ろすようにライヴを観る具合だった。天候に恵まれていれば山頂には富士山が見え、オーディエンスは背に、アーティストは富士山を観ながら演奏する格好になっていた。
しかし、当日は台風が直撃して大混乱。それだけでなく、駐車券を持っていないのにクルマで来て路上駐車したり、雨対策をせず軽装だったり、ゴミが散乱したりと、参加者のマナーにも問題があった。結果、初日はなんとか開催したものの、2日目は中止を余儀なくされた。
2年目は東京で開催して成功を収め、翌1999年からは会場を苗場に移し、現在に至っている。富士山が見えない地での開催だがフジロックは名前を変えず、当時は「ナエロック」というあだ名もついていた。ただ、こんにちフジロックの呼び名は世の中に定着しているので、変えなかったことは正解だと思っている。
2020年はコロナ禍のため延期となり、昨年は東京オリンピック開催の関係もあって、従来の7月末ではなく、8月に開催された。海外アーティストの招聘はできず、国内アーティストのみの出演となった。コロナ禍真っ只中ということもあってか、さすがに参加者は少なかった。最もそれを実感したのは、全く並ばずにトイレを利用できたことだ。
というわけで、明日は苗場入り。楽しんできます。
関連記事
-
モグワイ(Mogwai)@フジロック’22
ホワイトステージのトリを2度務めているモグワイを、レッドマーキーのトリにというのは微妙な気持
-
OAU@フジロック’22
出演アーティストのキャンセル発生に伴い、急遽出演が決まったバンドだ。以前は「OVERGROU
-
アトミック・カフェ いとうせいこう is the poet with 満島ひかり@フジロック’22
14時からのトークに途中から参加。津田大介進行で、電力、原発、宗教などの話題でトークがされた
-
ヴァンパイア・ウィークエンド(Vampire Weekend)@フジロック’22
フジロック出演も、そして個人的に観るのも、2018年3日目グリーンステージ以来。このときは、
-
フジロック’22(Fuji Rock Festival)を振り返る(1) – 会場など
【コロナ禍での開催】 主催者が参加者に事前に求めた対応は、昨年より緩和。公式アプリのインス
- PREV
- 大友克洋『童夢』
- NEXT
- フジロック’22前夜祭