三鷹の森ジブリ美術館に行ってきた
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ジブリ
先日、松屋銀座の鬼滅の刃展に行った日の午後は、三鷹の森ジブリ美術館に行ってきた。三鷹駅を降りたのは、学生時代以来だと思う。平日ということもあってか、チケットは完売しておらず、館内の混雑具合はさほどではなかった。
いつ雨が降りだしてもおかしくない天候だったので、真っ先に目指したのは屋上だった。エレベーターがあることに気づかず、長いらせん階段を登った。会場の外からでも見えた『天空の城ラピュタ』のロボット兵を間近にし、写真を撮った。館内は撮影不可、館外は撮影OKという規定だった。屋上には、飛行石もあった。
以降、館内を2階、1階、地下の順に降りながら展示を堪能。2階にはネコバスがあり、子供限定で入って遊ぶことができた。図書室のほか、物販もこの階にあった。
1階は、アニメーション制作の裏側の展示だ。アニメーターの机の再現、『崖の上のポニョ』などの全絵コンテ、カメラを上下左右に動かして撮影の疑似体験など。ジブリ作品には飛行機が使われることが多いが、参考資料に洋書がたくさんあった。企画展は、昨年公開された『アーヤと魔女』。ジブリ初の3DCG作品だが制作はアナログだったという、監督宮崎吾朗のコメントがあった。
地下には「土星座」と名づけられた映写室があり、館内限定で上映される約15分のショートアニメ『くじらとり』を観た。現実と非現実が違和感なく交錯するのはジブリならではだが、キャラクターがほぼ全員幼稚園児で、現実でも彼らのイマジネーションの世界はこうなっているのかも、なんて思ってしまった。
入場口や館内の窓のステンドグラスには、トトロやポニョなどのキャラが描かれていた。中庭の薪置き場の家屋は、『ハウルの動く城』のソフィーが働いていた帽子屋の裏庭に雰囲気が似ていた。細かいところにまで行き届くこだわりは、ディズニーにひけを取っていない。三鷹駅からの周遊バスも、ジブリ仕様だったし。美術館は井の頭公園の中にあり、東京にいるということを忘れそうになる。
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