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METAFIVE無観客配信ライヴ”METALIVE 2021”

公開日: : 最終更新日:2021/11/23 METAFIVE , ,

METAFIVE

の無観客配信ライヴを観た。生中継ではなく、7月26日にKT Zepp Yokohamaで収録されたもの。同日は本来有観客ライヴが開催されるはずだったが、コロナ禍やあの件などにより中止に。収録がされていたことは、今回はじめて公になった。

20日の19時から配信が始まり、BGMが流れる中グッズ販売受付がスタート。そして20時になり、画面が稼動。ひとりずつステージに登場して演奏がスタート。演奏中にもメンバーが加わり、フルの6人編成になった。このときのメンバーは、LEO今井、まりんこと砂原良徳、小山田圭吾、テイ・トウワ、ゴンドウトモヒコ。は療養中につき、ドラマーは白根賢一がサポートに入っていた。

時間軸ではこのライヴの方が先になるが、世の中的には8月のフジロック以来のライヴお披露目となる。フジのときはLEOとまりんの2人に、白根と相対性理論の永井聖一がサポートという4人編成だった。個人的にはあの場にいて、映像といい、10本の電飾といい、もちろん演奏も、夜の自然の野外に映えていた。

このライヴの電飾やバックドロップの映像は、フジのときと同じに見えた。フジでは度肝を抜かれたが、今回はその免疫がある分まだ冷静に観ることができた。フジのときと違うのは、無観客であること、屋内ライヴハウスであること、そしてメンバーの顔ぶれだ。

まず無観客だが、オーディエンスの気配や息吹がない空間には、逆に緊張感が漂うというのが、これまで何度か観てきた中での感触だった。しかしこのライヴは、張りつめた空気も鬼気迫る空気も感じられず、彼らは淡々と演奏しているように見えた。画面越しに見るライヴで緊張感を感じる感じないは、見る側の心持ちによるのかもしれない。

会場のKT Zepp Yokohamaは、去年オープンしたライヴハウスだ。PC越しでは音質的に問題はないように聴こえるが、いずれは実際に足を運んで生音を体感したい。

このライヴ最大の目玉は、メンバー5人が久々に揃ったことだろう。テイ・トウワによるプログラミングのコントロール、ゴンドウトモヒコのユーフォニアムやトロンボーン、まりんのキーボード、LEO今井のヴォーカルおよびギター、観るたびに思うが奇跡の顔ぶれだ。

そして、いろいろあった小山田圭吾だ。収録時はオリンピック開始直後にあたり、かなり世の中をにぎわせていた時期のはずだが、ここでは今までと変わらぬギタープレイに見えた。そして、『Luv U Tokio』やスケッチ・ショウの『Turn Turn』では、LEOと分け合う形でヴォーカルを担っていた。幸宏の不在を、補完した格好だ。

ラスト2曲は、フジと同様『Don't Move』『環境と心理』。アンコールはなく、さくっと終了した。

アーカイブ配信は23日21時まで可能とのことなので、あと1回は見直したい。それと、この配信チケットはニューアルバム込みになっていて、年末には届くとのこと。一時は発売中止とアナウンスされていたが、少し変則的ながら世にで出ることができてよかったと思う。

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