鬼滅の刃 浅草編
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最終更新日:2021/11/18
鬼滅の刃
2019年に、半年に渡って放送されていたアニメ『鬼滅の刃 竈門炭治郎立志編』。今年9月、劇場版『無限列車編』の地上波初放送、テレビ新シリーズ『遊郭編』放送開始に先駆けて、5つのパートに分けて放送された。『浅草編』は、『兄妹の絆』に続く第2幕だ。
鬼殺隊に入隊した炭治郎は、指令を受けて16歳の少女ばかりを狙って喰らう沼の鬼を倒した後、浅草へ向かう。そこで異様な鬼の匂いを感じ、出元である鬼舞辻無惨に遭遇。無惨は人間の姿をして、人間社会に溶け込んでいた。
街中でもあったため、炭治郎は無惨に手出しができない。一方、無惨はその場で人を鬼に変えてしまい、悠々と炭治郎から逃れる。炭治郎は鬼にされた人を救おうとする中、珠世と愈史郎に出会う。珠世は鬼だが、無惨の呪いから解放されていた。無惨は、朱紗丸と矢琶羽に炭治郎を襲うよう命令する。
炭治郎がこの時点で無惨に遭遇しているのは、実はかなり早かったことが、柱合会議のときに明らかになる。9人の柱は、誰も無惨に会ったことがなかった。更には、珠世との邂逅は後々大きな意味を持つようになる。禰豆子を人間に戻せる可能性を見出だし、それが炭治郎がより一層鬼と戦う原動力になっていた。
改めて見直したことで気づいたのは、禰豆子がこの時点で既に戦力になっていたことだ。下弦の伍の累との戦いのときに、覚醒して爆血を放つイメージが鮮烈すぎたので、それまではずっと炭治郎によって保護され続けていたイメージがあった。しかし、沼の鬼との戦いでも、朱紗丸と矢琶羽との戦いでも、炭治郎と共に立ち向かっていた。
『浅草編』で印象的な声優は、朱紗丸の小松未可子だ。この人は『アルテ』の主人公アルテ、『火ノ丸相撲』のヒロイン礼奈など、メインを張れる人だ。最期は珠世の策によって呪いが発動してしまうが、実戦経験が浅いとはいえ炭治郎をあと少しのところまで追い込んだ。後々登場する十二鬼月からすれば小物になってしまうが、小松の声の演技が朱紗丸の存在感を大きくしていたと思う。
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