トゥモロー・ウォー(Amazonプライム)
2022年。サッカーのカタールワールドカップ決勝のスタジアムに、突如武装した集団が姿を現す。彼らは2052年の未来から来た人類で、未来の地球はホワイトスパイクと呼ばれるエイリアンに侵略され、絶滅しかかっていることを明らかにする。
世界規模で未来に兵士を送り込むも成果は上がらず、軍人だけでなく民間人まで強制徴兵される。元軍人で科学者のダン・フォレスターは、2051年のマイアミに時空転送され、ホワイトスパイクと戦いながら研究所の成果物を奪取。そして、自分に通信していた司令官が、成長した娘のミュリーと気づく。ダンは感傷に浸るが、ミュリーは別の目的でダンを呼び寄せていた。
Amazonプライムオリジナル作品とのことで、なぜAmazon?と思い調べてみた。もともとは2020年に劇場公開を予定していたが、コロナ禍のパンデミックにより断念。その後、Amazonが権利を獲得したとのこと。冒頭にパラマウントピクチャーズのロゴがお目見えし、映像のクオリティの高さや金のかかりようなど、大作映画として遜色ない。
ストーリーは明快で、敵味方の図式がはっきりしていて、『世界侵略:ロサンゼルス決戦』に通ずるものがある。一方では、ダンと娘ミュリーとの公私が入り交じったやりとりや、仲違いしていた父親とクライマックスでは共闘するという、家族の物語にもなっている。
キャストは、ワタシがわかったのはダンのクリス・プラットとダンの父のJ.K.シモンズくらい。クリス・プラットは、製作総指揮にも名を連ねている。監督は、『LEGOムーヴィー』などを手掛けているクリス・マッケイという人で、ワタシが観たことのある作品だと『ドクター・ドリトル』で脚本を手掛けていた。
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