G.I.ジョー バック2リベンジ(2013年)
前作にて、国際テロ組織コブラは壊滅したかに思われたが、実はアメリカ大統領がコブラが送り込んだニセモノに入れ替わっていた。本物の大統領を拘束して刑務所からコブラコマンダーを開放し、G.I.ジョーを裏切り者としって抹殺命令を出してしまう。3人だけ生き残ったG.I.ジョーは、コブラに対抗するために初代ジョーと呼ばれた男の力を借りることにする。
ストーリーは前作から続いてはいるが、引き続き出演しているキャストは限られている。監督も変わっているようで、作品が持つ雰囲気が前作とはまるで違う。前作の主人公デュークが序盤であっさり殺されてしまうという、ある意味斬新な展開もある。
前作はCGを駆使した近未来的な映像美が魅力的だったが、今回は生身のアクションにより重点が置かれている様子。ヒマラヤでのスネークアイズとストームシャドーの攻防は、なんとCGではなく雪山にワイヤーを張っての実写撮影なんだとか。ええっ。
キャストは、主人公ロードブロックを元プロレスラー「ザ・ロック」ことドゥエイン・ジョンソン。初代ジョーは、予告編でもバンバン出ていたブルース・ウィリス。前作から引き続き同じ役で出演しているのは、悲運のリーダーのデューク、顔を見せず一言も発しないスネークアイズ、その仇敵ストームシャドーのイ・ビョンホン、そしてアメリカ大統領だ。
前作を観たときには知らなかったのだが、スネークアイズの人は『スター・ウォーズ エピソード1』のダースモールの人だそうだ。そして、アメリカ大統領はジョナサン・プライス。どこかで聞いた名前と思ったが、『未来世紀ブラジル』の主人公サムを演じた人だった!悪のニセモノと善の本物の二役をこなし、演技では最大の功労者かも。
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