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ぴあフェス2021雑感

公開日: : PIA MUSIC COMPLEX 2021 DAY2

ぴあフェス2021

【会場】
PIAアリーナMMに入ったのは、今回がはじめて。収容人数が最大約12000人とのことで、その名の通りアリーナクラスの会場だ。端的に言えば、横浜アリーナ+東京ドームシティホールだ。

同じ1万クラスのアリーナ会場だと、武道館や横浜アリーナや代々木競技場などが浮かぶ。天井の高さは、体感で横浜アリーナくらい。スタンド席は2階から4階まであって(1階席という呼び名はなかった)、そのイメージが東京ドームシティホールに近い。何より、形状が縦長というより正方形型に近いので、1万人クラスだが密閉感があるのだ。座席は若干ソフトな感触があり、とても座りやすかった。

【ぴあフェス開催の意味】
今回のぴあフェス開催には、2つの大きな意味があると考える。

ひとつめは、このフェスが歴史あるフェスであることだ。不勉強で申し訳ないが、2007年に初開催され、2012年以降毎年開催されていることを開催直前に知った。会場は2012年を除き新木場の若洲公園で、つまり都内で行われる野外フェスだったのだ。去年は開催を見送ったが、今年は2年ぶりの開催となった。てっきり、ぴあがPIAアリーナを活用して単発開催したものだと思っていた。お恥ずかしい。

ふたつめは、改めて言うまでもなくコロナ禍の影響だ。フジロックとスーパーソニックは開催されたが、この夏は多くのフェスが中止または延期になった。ロック・イン・ジャパン、ライジングサン、スウィート・ラヴ・シャワー、イナズマ、そのほかにもたくさんあっただろう。これはつまり、主催者や関係者、アーティスト、そして観客が、「場」を失ったことに他ならない。

チケットを押さえた時点では、もちろんコロナ禍はあったが、フェス開催の是非がそこまで話題にはなっていなかった。それが一変したのは波物語での感染対策不備で、これにより社会問題に発展してしまった。

ぴあフェスは、開催時期が10月だったのが、結果的にいい方に作用した。ワクチン接種率が上がり、新規感染者数が下降傾向を示し、社会を徐々に日常に戻していこうという空気になっていた。もちろん感染対策は継続するが、客もアーティストも、ぴあフェスによって久々に「場」を取り戻したと言えよう。

ぴあフェスに参加されたみなさん、おつかれさまでした。

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