*

Amazonプライムで『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を観た

公開日: : 最終更新日:2021/09/14 エヴァンゲリオン

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||

3月から7月まで劇場公開されていた、新劇場版の完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』。8月14日から、Amazonプライム視聴が解禁した。当初は海外のみとされていたが、その後日本も対象になった。

観るのは劇場公開初日以来で、注目はやはり「ヤマト作戦」以降だった。もしかすると、それ以前にも小ネタや伏線があったとは思うが、それらに気づくにはあと何回か観なくてはならないだろう。

アスカがビーストモードになり、眼帯をはずして左目から封印柱を出した辺りから、ヴォルテージが上がる。結局ATフィールドに阻まれてアスカはエヴァ13号機に取り込まれてしまい、そしてクローンだったことが判明。その後、ヴンダーでのすったもんだを経て、シンジはエヴァ初号機に搭乗。これ以降シンジをサポートするのがマリで、結末を知っていて観ると、2人を後押ししたくなる。

初号機シンジと13号機ゲンドウとの戦いは、やがて対話へと移行。このゲンドウの選択が、感動のラストに向けてのターニングポイントになっていた。そもそもゲンドウは、破壊や殺戮が狙いではなく、目的達成を邪魔するヴンダーを除外しているだけだった。ではその目的とは?と自問自答し、自らの半生を省みて、そして着地点を見つける。ミサトも、アスカも、レイも、着地点を見つける。そしてシンジの着地点は、エヴァに乗らなくてもいい世界だった。

終盤の裏宇宙(マイナス宇宙)では、旧版の映像、実写、絵コンテなどが組み込まれ、これだけで感動ものだった。新劇場版が、旧版のその後あるいはパラレルワールドであることはそれまでも匂わされていたが、ここに来てついに明確になったのだ。旧版を捨てるでも否定するでもなく、旧版を継承した上で決着をつけんとするさまが、素晴らしかったのだ。

Amazonプライムには、会員見放題の作品と、会員でもレンタルまたは購入料金を支払う作品の2種類がある。当然後者になるものと思っていたが、なんと見放題だった。太っ腹だ。

関連記事

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に

エヴァンゲリオン(旧)劇場版の完結編で、前作「Death(True)2」はテレビ版再編集の色

記事を読む

新世紀エヴァンゲリオン(コミック版)

アニメをベースとする「新世紀エヴァンゲリオン」だが、メディアミックスとしてコミック版も存在す

記事を読む

エヴァンゲリオン展VISUAL WORKS in秋葉原

「エヴァンゲリオン展VISUAL WORKS in秋葉原」に行ってきた

先日、秋葉原ラオックス本店で開催されている、エヴァンゲリオン原画展を観に行ってきた。

記事を読む

新世紀エヴァンゲリオン(テレビ版)

西暦2000年。南極で大災害が発生し、「セカンドインパクト」と呼ばれる。その15年後の201

記事を読む

ブルークリスマス(1978年)

UFOを目撃した者は血液が青くなるという事象が、世界中で見られる。その事態に危機感を抱いた各

記事を読む

  • 全て開く | 全て閉じる
PAGE TOP ↑