七年目の浮気 (1955年)
出版社で働くリチャードは、妻と子供を避暑地に送り出してひとり暮らしに。ふとしたきっかけで、同じマンションの上の階に独身の美女が住んでいることを知る。彼女に声をかけつつ、男の中では妄想がエスカレートする。
独身の美女を演じるのがマリリン・モンローで、男の部屋に招かれ、ワインを飲んだりピアノを弾いたりはするのだが、それ以上の生々しいことは特にはない。何の仕事をしているのかもよくわからず、会話などから察するにどうやらCMタレントのようなことをしていると思われる。
舞台の多くは男の部屋の中で、ここでのシーンは映画というよりテレビのコメディを思わせる。そしてこの映画で最も有名なのは、地下鉄の通気口の上に立ち、湧き上がった風でモンローの白いスカートが浮き上がるシーンだ。当時の夫だったニューヨーク・ヤンキースのジョー・ディマジオがこの撮影を見て激怒し、離婚したという話もある(離婚はこれだけが原因ではないような気もするけど)。
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