ナイアガラ (1953年)
ナイアガラの滝に新婚旅行に来たカトラー夫婦は、隣接するホテルに住む夫婦と知り合う。妻ローズは夫ジョージが病気がちと夫婦に話すが、実はローズは若い男パトリックと不倫していて、ジョージを殺す計画を立てていた。そして、ついにパトリックがジョージを自殺に見せかけて殺害し、ショックを装ったローズは入院。しかし、実はジョージの方がパトリックを返り討ちにしていて、そのことに気づいたカトラー夫人には口止めをする。ジョージは、更にローズへの復讐を図ろうとしていた。
アメリカおよびカナダきっての観光名所である、ナイアガラの滝を舞台にしたサスペンスドラマになる。マリリン・モンローが、不倫する妻ローズを演じている。キャスティングでは最初の方に名前が出てはいるものの、途中で夫に殺害されてしまい、果たしてこの作品の主人公だったのだろうかという疑問が残る。
劇中では、敢えて左右のヒールの高さを変えて腰を振りながら歩いたというエピソードがある「モンロー・ウォーク」を披露。本作はモンローにとっての初のカラー映画だそうで、悪女役ということもあり、彼女の美しさや妖しさが一層引き立っているように思える。
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