装甲騎兵ボトムズ ザ・ラスト・レッドショルダー
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最終更新日:2021/07/08
装甲騎兵ボトムズ
『装甲騎兵ボトムズ』は、1983年から1年間放送され、その後OVAがいくつも作られている。『ザ・ラスト・レッドショルダー』は、劇中の時間軸では『ウド』編と『クメン』編の間に該当しつつ、テレビシリーズの前日譚である『レッドショルダードキュメント 野望のルーツ』からの流れも汲んでいる。
ウドの街を脱出したキリコは、かつてのレッドショルダー部隊の仲間だったガロシュ、バイマン、ムーザと再会。彼らは、戦争によってそれぞれ傷を追いつつも生き延びていた。キリコたちを呼び寄せたガロシュの目的は、かつて自分たちを苦しめたヨラン・ペールゼンへの復讐だった。
一行は、ペールゼンが身を寄せている秘密結社の施設を襲撃。施設内では、プロト2ことイプシロンが誕生し、プロト1のフィアナから教育を受けていた。しかし、ガロシュたちの襲撃で戦いの匂いを感じ取ったイプシロンは、フィアナを振り切ってATに乗り、キリコと戦闘状態になる。
後付け感がありありなのは、仕方がないところだ。エンディングの後のココナとゴウト・バニラとのやりとりは、彼らが独自にウドを脱出し、キリコより先にクメンにたどり着いたことを示す意味があってとは思うが、不要なシーンだったと思う。ココナの夢!?、というツッコミはアリのはずだ。
キリィ、アロン、グランが、ボローともども登場している。テレビシリーズでは、彼らが本格的に登場するのは『クメン』編の後半からになる。秘密結社がパーフェクト・ソルジャーの研究開発を進めていたことは『ウド』編から匂わされていたので、ここで補完されているのはまだ辻褄が合う。
本作の劇中の発端はペールゼンの暗殺だが、それ以上にイプシロンの初期状態を描いているのが興味深い。ペールゼンはこの時点で物語の中での役割を終えた感があり、最期を描いたに過ぎなかった。一方でイプシロンはキリコの好敵手となり、フィアナとの微妙な距離感の三角関係にもなる。重要なサブキャラクターの交代を描いていると見れば、本作には結構価値がある。
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