スターゲイト(1994年)
1928年に、エジプトで発見された巨大な環。不可思議な文字が刻印されたこの環は、アメリカ空軍によって保管されていた。66年後、突拍子もない理論を説いて変人扱いされていた考古学者のダニエルは、環の研究をしていたキャサリン博士に声をかけられて秘密を解き、地球外の惑星への扉「スターゲイト」であることを突き止める。
ジャック・オニールをリーダーとする惑星探索のチームが組まれ、ダニエルも同行。スターゲイトの先にあったのは、ラー(太陽神)を名乗る独裁者と、地球から連れて来られた種族の子孫が奴隷としてラーに怯える世界だった。
タイトルと公開当時のTVCMから、近未来の話と思い込んでいたのだが、時系列としては現代だ。環の発見に関わるところはトレジャーものっぽくもあり、オニールが息子を事故で失って自殺願望を抱いているなど、人間ドラマもある。勝手に未来のSFを期待した身としては、肩透かしだった(笑)。
オニールをカート・ラッセル、ダニエルをジェームズ・スペイダーが演じている。監督は、『インディペンデンス・デイ』などのローランド・エメリッヒ。エメリッヒは、映画学校の頃からこの構想を持っていたそうで、映画だけでなくTVシリーズの続編もあるとのことだ。
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