名探偵コナン 異次元の狙撃手(2014年)
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名探偵コナン ジョディ・フォスター
鈴木財閥が建設したベルツリータワー(東京スカイツリーがモデル)のオープンセレモニーに招待された、コナンたち一行。しかし、展望台のはるか外からひとりの男性が狙撃され、死亡してしまう。コナンはエンジン付きスケボーで犯人を追跡するが、結局逃げられてしまう。狙撃現場には、空薬莢とサイコロが置かれていた。
FBIも事件を追っていて、警視庁との合同捜査になる。容疑者として浮上したのは、ティモシー・ハンターという男。元アメリカ海軍の凄腕狙撃手だったが、交戦規程違反の疑いをかけられて除隊。ベルツリータワーで狙撃されたのは、ハンターに不良物件を売りつけた不動産業の男だった。しかし、その後ハンター自身が何者かに射殺されてしまう。
『名探偵コナン』の、劇場版第14作目になる。今回は、黒の組織は全く絡んでいない。ただその代わり、毛利蘭の同級生で探偵の世良真純、彼女と一緒にホテルに住んでいるメアリー、そして、クライマックスでは沖矢昴が登場。FBIのジェイムズ・ブラック、キャメル、ジョディも。彼らが劇場版に登場するのは、この作品がはじめてとのことだ。
この作品に限らないが、ツッコミどころはいくらでもある。ベルツリータワーの展望台は、高さが300~400メートルくらいと思われ、それを外部から窓越しに狙撃とか、現実離れが過ぎている。コナンの、スケボーでの車道の疾走や、蹴り上げたサッカーボールの飛距離の長さなど、ご都合主義だなあと思う。
今回のゲスト声優は、福士蒼汰だった。登場するのは主に終盤だが、ちょい役ではなく結構重要な役どころ。芸能人にありがちな、役との違和感は感じなかった。
クライマックスの舞台は、ベルツリータワーの展望台だ。電源が落ち、真っ暗な中で犯人の暗視スコープ目線になり、FBIのジョディが追い詰めていた。ジョディのファミリーネームはスターリングで、由来はジョディ・フォスターと彼女が『羊たちの沈黙』で演じていた役名の組み合わせだ。なのに、犯人を押さえるのはジョディではなく・・・。
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