氷の微笑2(2006年)
ロンドン。スポーツカーが街中を高速で飛ばし、やがて川に転落。人気サッカー選手が死亡し、同乗していた女性キャサリンだけが生き残る。容疑をかけられたキャサリンは精神鑑定を受けるが、担当した医師マイケルは患者と医師としての距離感を保とうとするも、徐々に彼女に翻弄されていく。
『氷の微笑』の続編。前作が1992年作で、それから14年後に公開された。前作はサンフランシスコが舞台なので、まず舞台が変わっている。継続して出演しているのはキャサリンのみで、前作での事件や刑事ニックのことは断片的に語られてはいるものの、直接的な関連性はない。作家であるキャサリンは精神科医マイケルに向かって精神科医をモデルにした小説を書くと言い、彼女の仕掛ける罠に落ちまいとするマイケルは、途中から暴走してしまう。
キャサリンは、前作に引き続いてシャロン・ストーンが演じている。容姿がマドンナに似てきているように思え、そしてこの作品でもやりたい放題。今回の精神科医は前作でマイケル・ダグラスが演じていたニックほどの存在感もなく、キレも今ひとつで、すっかりキャサリンの独壇場となっている。しかし、いくらキャサリンのIQが高いとはいえ、精神科医が患者にいいように振り回されることがあるのだろうか、というツッコミも入れたくなる。
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