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マンガのちから 手塚治虫×石ノ森章太郎(2013年9月)

公開日: : 最終更新日:2021/02/08 石ノ森章太郎 ,

マンガのちから 手塚治虫×石ノ森章太郎

2013年7月に、BSでの特番を一週間に渡り放送していた。それにリンクする作品展「マンガのちから」を、東京都現代美術館まで観に行ってきた(2013年9月8日で終了)。

この美術館に来るのは2012年秋の「館長庵野秀明 特撮博物館」以来で、そのときは入場に長蛇の列ができていて、入るのに1時間以上かかる大混雑だった。今回、少しでも混雑を避けるべく、開館時間直後を狙って現地入り。混雑はなく、展示も自分のペースでゆったり観ることができた。

展示物は作品の原画を主体とするが、中にはアイディアを書き留めたノートやメモなどもあった。手塚作品と石ノ森作品を常に対になるように配置し、愛や死、女性などのテーマ別の対比もあった。

こういう展示はえてして撮影禁止なものだが、今回は一ヶ所だけ写真撮影を許されたところがあった。トキワ荘の再現した外観がそれだ(上記の写真。思いっきりぼけてしまった/汗)。裏側には、石ノ森や手塚の部屋を再現していて、石ノ森の部屋は煩雑、手塚の部屋は整頓されているという具合で、ここでも対照的だった。

終盤には、虫プロと大阪芸術大の協力により製作された、「魔神ガロン」のオリジナル映像23分を観ることができた。スタッフに吉川惣司や高橋良輔らの名前があり、短編ではあるがなかなかの力作だった。

最後のブースは、2人の同世代もしくは2人をリスペクトするマンガ家たちのコーナーだった。永井豪は石ノ森のアシスタントだったこと、松本零士は石ノ森と全く同じ日に生まれたことを、今回はじめて知った。「よろしくメカドック」の次原隆二によるマンガ解説作品もあって、少しびっくり。

最後はお約束のグッズコーナー。この手の展示には結構足を運んでいるワタシだが、グッズを買うことはほとんどなかった。しかし今回は、チケットを入れられるちょうどいいサイズのクリアケースやLEDのルーペなど、結構実用的なものがあったので、いくつかを購入。図録も購入した。

手塚治虫の展示は何度か観に行ったことがあるが、石ノ森章太郎の展示を観るのは、ワタシにとっては恐らく今回がはじめてだ。アニメや特撮で先に馴染んでいる作品のマンガの原画が観られたのは嬉しかったのと、マンガそのものを読みたくなる衝動が沸き起こっている(笑)。

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