上條淳士展「TO-Y SPECIAL SHOWCASE」に行ってきた
上條淳士の代表作『TO-Y』が、連載35周年を迎えたとのこと。記念の展示が行われている日本橋space caimanに、年末に行ってきた。ワタシは、ヨメさんの付き添いのスタンスで同行したのだが・・・。
上條をリスペクトするマンガ家たちによる、『TO-Y』をテーマにしたイラストやマンガなどが、多数展示。それらの合間に、上條本人による原画が飾られているという配置になっていた。ワタシがわかったマンガ家は、高橋留美子、ゆうきまさみ、和田ラヂオくらい。多くの作品は『TO-Y』の画風に寄せていて、それは上條の画風が唯一無二であることの証だと思う。35年を経ても、全く古びていない。
と、白ニット帽に白パーカー姿の人がサインをしているのが見えた。なんと、上條淳士先生ご本人のようだ。ヨメさんは動揺しつつ、物販で図録を購入。既にサインが入っている仕様で、ご本人にネームを入れてもらえるとのことだ。
さて、彼女は先生にネームを入れてもらったのだが、先生はペンが乾くまで少しかかるると言われ、コミュニケーションをとる時間をとってくれた(いいひとだ)。しかし、彼女はご本人を目の前にして緊張でかたまってしまい、何も言えない状態。すると先生は、ご主人ですか?とワタシの方にふってきた。え、ワタシ?
ワタシは、実は『TO-Y』をちゃんと読んでいない(汗)。よって、当然『TO-Y』については語れない。知ったかぶりするくらいならと、潔くこれから読みますと言った。その代わりに、『SEX』をヤングサンデー連載時にリアルタイムで読んでいたこと、連載中断後に単行本として復活刊行され完結したのをヨメさんが気づいて購入したことを話した。
そして、文芸雑誌『ユリイカ』のデヴィッド・ボウイ追悼特集号に先生が寄稿していたことを思い出し、話してみた。先生は、壁に飾られていたTO-Yの父親の原画を指し、ボウイがモデルだと教えてくれた。その原画は、モデルというよりほとんどボウイだった。
この展示は、1月17日(日)まで開催。写真撮影可。年明けは9日(土)から開廊予定だが、緊急事態宣言が発令された場合、どうなってしまうのか。。。
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