ジョージ・ハリスン(George Harrison)『The Dark Horse Years 1976 – 1992』
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最終更新日:2020/12/02
George Harrison ジョージ・ハリスン, マドンナ
ジョージ・ハリスンのダークホース時代の作品が、2004年2月に相次いでリリースされた。アルバムは単品での購入が可能だが、これらを集約してボックスとしてもリリースされていて、輸入盤ボックスにのみDVDが同梱。このDVDは、のちに単品リリースされている。
メニューは、ジョージのインタビューを中心にしたイントロダクション、PV集、1991年12月の日本公演の映像、マドンナが主演した映画「上海サプライズ」(ジョージは、副業として映画会社もやっていた)のサントラと、大きく4つで成り立っている。イントロダクションは、オプション指定によって他のメニューの合間に挿入することが可能で、これにより曲とジョージのコメントをリンクさせて観ることができる。PVは、大ヒットした『Get My Mind Set On You』の2種類のバージョンをはじめ、直近の曲が中心。ただ、70年代の曲もあり、若きジョージの姿が拝めて嬉しかった。
『Faster』のPVはF-1レースの映像を組み込んでいるが、タクシーに乗ったジョージが歌う場面が合間合間に入っている。そのタクシーを運転しているのが、F-1ドライバーのチャンピオンで、ジョージとも親交のあるジャッキー・スチュワートだというオチだ。F-1にジョージが入れ込んでいたことの裏付けとして見ると、興味深い。
日本公演の映像は4曲収録されていて、これはこれで感涙モノだ。ジョージの勇姿のみならず、エリック・クラプトンやアンディ・フェアウェザー・ロウのギターソロなども確認できる。個人的にも、追加公演ながら来日初演の横浜アリーナに足を運んでいて、それを観られるのは感慨深いものがある。ただ、4曲は少ない。足りない。ぜひとも、完全版としてフルライヴのDVDをリリースしてはもらいたい。
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