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エディ・ヴァン・ヘイレン(Edward Van Halen)さん死去

公開日: : 追悼

Van Halen『1984』

ヴァン・ヘイレンのギタリスト、エドワード(エディ)・ヴァン・ヘイレンさんが6日に亡くなった。65歳だった。一般のニュースでも、繰り返し報道されていた。

ヴァン・ヘイレンは、ワタシが洋楽を聴き始めた頃にアルバム『1984』がバカ売れしていた。『Jump』『Hot For Teacher』『Panama』『I'll Wait』を次々にチャートに送り込み、イヤでも耳に入ってきた(笑)。その後このアルバムを購入し、へのリスペクトを込めた『Top Jimmy』という曲が収録されていることを知った。デビュー曲がキンクス『You Really Got Me』のカヴァーであること、ロイ・オービソンの『Oh, Pretty Woman』もカヴァーしていることなどを知り、ハードロック/ヘヴィーメタルの範疇には留まらないロックバンドだと感じた。

バンドとして優れていたが、エディさんのギターはその中でも突出していた。ライトハンド奏法(正しくはタッピングというらしいが、敢えてこう書く)は鮮やかだったし、PVでニコニコしながら早弾きしている姿には親しみを感じさせてくれた。マイケル・ジャクソン『Beat It』に参加していたという話題性も、気に入っていた。

ライブは、1度だけ観たことがある。95年10月の代々木第一体育館で、アルバム『Balance』のツアーでの来日だった。エディさんは、このときトレードマークだった長髪をバッサリ切り、愛嬌のある青年から渋味のある大人へとイメージががらりと変わった。ヴォーカルはデイヴ・リー・ロスからサミー・ヘイガーに替わっていたが、ライブのハイライトはデイヴ時代の『1984』と、ヘイガーが参加した最初のアルバム『5150』からの曲だった。それでよかった。

ニュースなどで、エディさんはかなり長きに渡ってがんと闘っていたことは、うっすらと知っていた。また、活動再開後は息子のウルフがベーシストとしてバンドに加入していたことも。親子で同じバンドとして活動するのは、ありそうでいてあまり例がないように思う。今回の訃報も、ウルフからツイッターで発表された。70歳を過ぎても現役で活動しているアーティストが少なくない中、65歳での死は早い。残念だが、一方でやっとがんから解放されたのではとも思ってしまう。謹んでご冥福をお祈りいたします。

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