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ダーティハリー5(1988年)

公開日: : 最終更新日:2020/04/30 ダーティハリー ,

ダーティハリー5(1988年)

シリーズの最新作(といってももうかなり前だが)であり、そして恐らく最終作にもなると思われる。

ハリーは賭博の元締めを逮捕し起訴することに成功するが、その模様がテレビ報道される。一方、B級ホラー映画に出演中のロックアーティストが殺害され、その監督に容疑がかかる。しかし犯人は監督ではなく彼の狂信的なファンで、犯人は死亡リストに書き連ねた人物を次々に殺害。そしてそのリストには、ハリーの名前も記されていた。

全5作中最もシリアスさが薄く、最もエンターテイメントに寄った作品に思える。今回は中国系の相棒がつき(この人は殉職することもなく、また結構活躍する)、またテレビの女性レポーターと親しくなり、と、ハリーを取り巻く設定は以前ほど堅苦しくなくなり、またハリー自身の人物像も柔らかくなっているように感じる。変わらないのは、犯人を憎み追い詰める執拗さだ。

ストーリーの大筋と関係のないところで、注目したい点がある。殺されるロックアーティストは実はブレイク前のジム・キャリーであり、劇中の『Welcome To The Jungle』を歌っている。そしてこの人の葬儀のときには、なんと本物のガンズのメンバーもわずかではあるが出演しているのだ。墓の前に立っているだけで、一言もしゃべらないけどね。

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