イーストウッド アフター・アワーズ(1997年)
公開日:
:
最終更新日:2024/05/19
クリント・イーストウッド クリント・イーストウッド
クリント・イーストウッドは、ジャズに対する理解が深いそうだ。俳優業と並行して早くから制作も行ってきたこの人は、要所でジャズを取り入れてきた。96年、ニューヨークのカーネギーホールで、イーストウッドとその作品のためのジャズコンサートが行われた。
演奏する曲に合わせ、それが使われた作品のシーンがちらちらと挿入される。ワタシが観たことがあるのは『バード』『シークレット・サービス』『ガントレット』くらいだが、他にも『マディソン郡の橋』『許されざる者』などの場面が、ほんのわずかではあるが観ることができた。
演奏したジャズ・ミュージシャンたちは、恐らく名うての人たちばかりと思われる。その中には、息子カイルもいた。カイルはまさにジャズ・ミュージシャンを本業としていて、ここではウッドベースを弾いていた。少しデヴィッド・ボウイに似ていて、結構いい男だ。
イーストウッド本人もこのコンサートの客席に陣取っていて、ラストにはステージに登場。出演したミュージシャンたちに敬意を払いつつ、自らピアノで『After Hours』を弾き、ここでエンドロールとなる。こういうコンサートができてしまうイーストウッド、そしてアメリカってすごい。
関連記事
-
ファイヤーフォックス(1982年)
冷戦時代。ソ連の新型戦闘機ミグ31は、パイロットの思考により操縦可能という画期的な兵器だ。そ
-
ガントレット(1977年)
アリゾナ州。フェニックス市警のショックリー刑事は、証人マリーを裁判所まで護送する任につく。簡
- PREV
- バード(1988年)
- NEXT
- ダーティハリー5(1988年)