渋谷パルコ「AKIRA ART OF WALL」に行ってきた
改装オープンした渋谷パルコにおいて開催されている、「AKIRA ART OF WALL」を観に行ってきた。渋谷パルコは約2年に渡って工事が行われ、その期間中外の仮囲いにはAKIRAが描かれていた。今回は、AKIRAのアートを大友克洋とコラージュアーティストの河村康輔とで再構築したとのこと。
展示場所は2箇所。まずは、4階にあるPARCO MUSEUM TOKYO。工事の仮囲いの写真、大きく引き伸ばした原画、そして原画そのものが展示。また、劇中でAKIRAが座っていた椅子も再現されていた。原画以外は、撮影可能だった。展示スペースはこじんまりとしていて、見ようと思えば数分で見れてしまう規模だ。
あとひとつは、地下1階のGALLERY X。こちらでは、鉄雄が巨大化する際のシルエットを模した立体物が鎮座。時折原画を被せ、アブストラクトなBGMを流して独特の雰囲気を出していた。
「AKIRA」は、原作の連載開始が1982年。アニメ映画化されたのは1988年。劇中の時代は2019年のネオ東京で、2020年東京オリンピック開催反対運動が起こっていた。現実世界もついに2019年になり、そして来年2020年には東京オリンピックが開催される。まるで未来を予見したかのような設定には、にやにやさせられる。
店内BGMにコーネリアスを起用し、AKIRAのアート展を引っ提げて復活したパルコは、大友が描いた未来と現実との接点のようだ。
余談だが、他のフロアもぶらぶらしてみた。6階は任天堂やポケモン、CAPCOMなどのショップになっていた。任天堂の方は、入るまでに30分ほど並んだ。修学旅行生や海外からの旅行客のショッピングスポットになりそうだ。
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