細野晴臣イエローマジックショー
「細野晴臣イエローマジックショー」というDVDを観た。2001年4月にNHKで放送された特番を再編集したもので、細野ハウスの人々というお茶の間仕立てのコントと、細野ゆかりあるいは細野をリスペクトするアーティストのスタジオライヴとが、交互に行われるというコメディータッチの構成だ。
細野ハウスでこたつを囲む細野家の面々は、おとうさん=細野、お母さん=広田レオナ、息子=佐野史郎、娘=大塚寧々、そしておじいさん=高橋幸宏、という顔ぶれ。そんな細野家にTEI TOWAが訪れたり、矢野顕子がTELしてきたりする。スタジオライヴでは、シナロケ、スカパラ、コシミハル、高野寛、中村一義などが登場。鈴木茂や林立夫らと細野による「Tin Pan」の演奏も。
目玉は、おとうさん細野とおじいさん幸宏が、ニューヨークに住んでいる坂本龍一の自宅(という体)を訪れ、3人ともどてら姿で『ライディーン』を演奏するシーン。当時2001年だが、これが93年テクノドン以来の3人でのymo集結になったからだ。この後3人は、Human Audio Spongeを経てYMOとして活動するようになり、現在はつかず離れずのいい距離感を保ちつつ、適度に交流している。
このDVD、NHK放送の再編集版ではあるのだが、どうやらDVDのために追加されたシーンというのは特にはなく、逆にカットされたシーンが少なくないそうだ。放送当時VHSに録画して観たのだが、その後消してしまい、今にして思えばもったいないことをした。がしかし、それでもこのDVDは貴重だし、ありがたい映像作品だと言える。
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