「細野晴臣デビュー50周年記念 細野観光」を観に行ってきた
六本木ヒルズの展望台である東京シティビュー内で開催されている、「細野観光」に行ってきた。タイトルの通り、今年2019年は細野にとってデビュー50周年にあたり、記念公演やドキュメンタリー映画公開など、いろいろ催されている。
この展示は、まず本人が使用していたギターやベースなどを飾ったタワーがあって、その後本人の誕生から現在に至るまでを、6つのブースに区切って紹介している。音声ガイドは別料金だが、担当の顔ぶれが豪華だったこともあって、利用しながら見て回った。ブースはだいたい以下(カッコ内は音声ガイド担当者)。
・生誕からプロデビューまで(細野)
・1969~1973:はっぴぃえんどなど(ナイツ塙)
・1974~1978:ソロ活動始動(星野源)
・1979~1983:ymo時代(高橋幸宏)
・1984~2004:(水原希子)
・2005~:(クラムボン原田郁子)
展示物は、細野自身が使っていたギターやベース、シンセサイザーのほか、民族楽器などをも含んだ楽器類(木片を組み合わせて弾く、ダクソフォンもあった)。各時代時代でリリースしたアルバムやシングルのアナログ盤やCD、カセットなど。『君に胸キュン』PVや、水原姉妹と民族楽器を触る映像もあった。
本人が執筆し出版された書籍が、意外に多くて驚いた。絶版になっているものも少なくないかもしれないが、今からでも手に入れられそうなのはあるかな。
少年期に読んでいた本もあって、物持ちいい。マンガは、少年チャンピオンコミックスが多かった印象だ。同じく少年期に自作したマンガもあって、白土三平の『サスケ』『カムイ伝』を意識したような時代劇ものだった。プロデビューしてからのノートでは、Mではじまる単語の羅列という、奇妙なものも。
メディア関連では、自身の活動のプロモーションにあたるフライヤーやインタビュー記事などがある中、タイタニック号沈没の英字新聞も。細野の祖父がタイタニック号に乗船していたのは有名な話だ。
展示のほぼ最終に、2~3人がはいれる小さなドームがある。細野の音楽を宇宙と交信した体で聴くという趣向で、ドーム内には無数のスピーカーがあり、おのおのから複数の音色が発せられて、音が立体的かつ浮遊感があるように感じられた。
この展示は、本日10月4日からスタートし、11月4日まで開催。ワタシは、偶々立ち寄った六本木のトムズというドラッグストアで300円割引券を頂戴して利用した。チケット売り場はバスキア展や展望台目当ての客もいて、平日にしてはかなり混んでいたが、細野観光自体はゆったり観ることができた。一部を除く大多数の展示物はが撮影OKだったのも嬉しいところ。
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