「みんなのミュシャ」展を観に行ってきた
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最終更新日:2019/08/25
ミュシャ キング・クリムゾン, ローリング・ストーンズ
渋谷Bunkamuraで開催されている、「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ ― 線の魔術」展を観に行ってきた。
ミュシャことアルフォンス・ミュシャは、1860年にチェコで生まれ、1939年に亡くなった芸術家だ。今年は没後80年にあたり、孫が理事を務めるミュシャ財団より、100点を越える作品が提供されている。
繊細なタッチによる描画が素晴らしいのは改めて言うまでもないが、ミュシャの功績というか、こんにちまでの影響力の大きさを物語るのは、縦長の広告用ポスターの数々だ。はっきりとした線と大胆な色使いが違和感なく馴染んでいて、100年以上前に書かれたとは思えないポップアートに仕上がっている。
今回の展示は、ミュシャ作品だけに留まらず、ミュシャの影響を受けているであろう作品も併せて展示されている。ロックアーティストのポスターやアルバムジャケットのコーナーもあって、ローリング・ストーンズ、ジミ・ヘンドリックス、ジェファーソン・エアプレイン、ドアーズ、グレイトフル・デッド、キング・クリムゾンなどが展示されていた。アメコミや日本文学の表紙などもあった。
最後のブースでは、日本の漫画家やビジュアルアーティストの作品を展示。マンガは全て少女時代マンガで、ワタシが読んだことのある作品はなかったが、言われてみればミュシャの影響が三重かくれしている。『ファイナル・ファンタジー』の天野嘉孝、『ロードス島戦記』の出渕裕の作品もあった。
2年前に国立新美術館で大規模のミュシャ展が開催されていて、足を運んでいた。正直言ってそのときまでミュシャという人を知らず、激混みの場内を見るにつけ、そんなにメジャーで人気のある人だったのかと驚いた。今回はウイークデーに行ってきたが、平日にしては来場者が多く、またしてもミュシャ人気を思い知らされた。土日だと、じっくり作品を見るのは難しいのではないだろうか。
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