Exhibitionism‐ザ・ローリング・ストーンズ展を観に行ってきた
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最終更新日:2024/09/15
トピック アンディ・ウォーホル, キース・リチャーズ, クラフトワーク, ミック・ジャガー, ローリング・ストーンズ
2016年にロンドンで開催され、世界各都市を経てこの3月から東京で開催されている、ローリング・ストーンズ展「Exhibitionism(エキシビジョニズム)」。アジアでは東京が唯一の開催とのこと。会場はTOC五反田メッセで、クラフトワークのライヴ前に観に行ってきた。写真撮影OKで、SNSでの拡散を促していた。
まずは、横長のスペースに大小無数のモニターが並ぶエリアで、それぞれが個別に映像を流してバンドの歩みを紹介。個々の映像にまでなかなか目が行かないが、このスペース自体がアートとして素晴らしい。続いては、ミック・ジャガーとキース・リチャーズ、ブライアン・ジョーンズが共同生活していたというアパートの部屋の再現。台所の汚さやマディ・ウォーターズのアナログ盤など、かなり細かく作られていた。
チャーリー・ワッツのドラムセット、キースやロン・ウッドのギターなども展示。ミック手書きの歌詞、レコーディングスタジオの再現、ツアーポスター、アナログ盤のプロモ仕様や限定盤、スタジアムツアーの模型、アンディ・ウォーホルによるミックの肖像画と、見どころの連続だ。活動初期の頃にキースが書いていた日記は、小さな冊子に細かく手書きしていて、あのキースがと言っては失礼かもしれないが、意外な一面を垣間見ることができた。
中盤の目玉は、ミキシングコーナーだ。タブレットにて、セレクトされた8曲について自分で好きなようにアレンジしてヘッドフォンで聴ける。ミックのヴォーカル、キースのギター、ロニーのギター(曲によりブライアンやミック・テイラーのも)、ビル・ワイマンのベース、チャーリー・ワッツのドラム、パーカッション、ほか3点の計8つのパートを操作できる。ふだん聴いているとミックの歌にばかり耳が行きがちだが、ここでは他のレベルを全て下げて、チャーリーのドラムだけ、キースのギターだけ、とかやってみた。楽しい。
衣装コーナーも充実。物量が圧倒的に多いのはやはりミックで、トラッドなスーツからド派手で奇抜なコスチュームまでと幅広い。スタジアムバンドのフロントマンに襲い掛かるプレッシャーを、真っ向から引き受けているのが伺える。この後の順路は再現された楽屋になり、そして映像『Satisfaction』の3-Dバージョン。3-Dメガネをかけて、ハイドパークのライブ『Sweet Summer Sun』のバージョンで堪能。ラストの展示は、近年のツアーのリハーサルセットリスト。ライブ本編ではなかなか演奏されないようなレア曲も、実はリハでは演奏されていたことが伺える。
グッズ売り場は物量がかなり充実していて、特にTシャツはどれを買うかで悩みに悩んだ。最新ベスト盤『HONK』は、ちょうどこの日(4月19日)が発売日だったが、後日ネットで買うことにしてスルー。一方ライブDVD『Voodoo Lounge In Japan』は会場限定アイテムになっていて、コチラは買わざるを得なかった(笑)。結局、選び始めてから会計を終えるまでに40分くらいかかった。やれやれだ。
混雑はしていなかったが、それでも思った以上に結構人はいて、特に年配の方々が多かった。平日でこの状態とすれば、土日祝日は更に混雑すると思われ、特にミキシングの体験コーナーは満足に楽しめないかもしれない。というわけで、行くなら平日がオススメだ。
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