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エンド・オブ・ホワイトハウス(2013年)

エンド・オブ・ホワイトハウス(2013年)

アメリカ大統領SPのバニングは、事故から大統領を救いはするが夫人を救うことができず、自責の念にかられていた。それから1年半後、独立記念日の翌日に大統領は韓国首相とホワイトハウスで会談するが、空と陸からテロ攻撃を受ける。更に、韓国側のセキュリティーが実は北朝鮮のスパイであり、ホワイトハウスは陥落してしまう。デスクワークに転属していたバニングは、ひとりホワイトハウスに潜入。ペンタゴンと連絡をとりつつ、大統領とその息子を奪還せんとする。

前半は、結構ツッコミを入れながら観た。ホワイトハウスとその周辺の警備薄すぎ。不明な輸送機や武装集団が、簡単にホワイトハウスに近づけるものなのか。そして、セキュリティー雑すぎ。バニングがホワイトハウスに潜入し、勝手知ったると言わんばかりに拳銃や大統領の衛生電話を取り出したり、コンピューターを操作したりしていて、1年半の間パスコードを変えていないのか。前者はSPのひとりが裏切り者という設定で、いちおう帳尻を合わせてはいる。

しかし、中盤以降のド派手なアクションシーンには目を見張るものがあった。まず、テロリストにせよバニングにせよ、相手を痛めつけ殺すことに何の躊躇もない。人が殺されまくっていて、これアメリカじゃ絶対R指定だなと思わせる。米軍のヘリを撃ち落とす、次世代兵器というのもすごかった(テロリストがいつのまに持ち込んだのか、というツッコミの余地はある)。

キャストは、バニングに、大統領に、バニングに指令を出す下院議長にといったところ。ジェラルド・バトラーは「オペラ座の怪人」が代表作だが、ワタシが観たことがあるのは「トゥームレイダー2」くらい。今回、見事に体を作り上げていて、兵器を使いこなし格闘にも秀でた、元軍人のSPという役どころを演じている。

大統領は、どこかで観たことのある人と思いつつ、エンドロールを見るまでとうとうわからなかった。「ダークナイト」のハービー・デントは金髪、「世界侵略:ロサンゼルス決戦」では筋肉質な体で、それが今回はスマートでダンディーな姿におさまっているから、無理もないか。モーガン・フリーマンは、「オブリビオン」をはじめ近年の作品はだいたいそうだが、脇から主人公を支えるオイシイ役どころ。この人、こういうポジション多すぎる。

この作品を劇場で観たとき、本編が始まる前の予告編で、「ホワイトハウス・ダウン」が流れていた。ホワイトハウス受難すぎる

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