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ビビデバビデバンド(BBD BARBE de BAND)@クラブチッタ 2018年10月6日

公開日: : 最終更新日:2020/01/09 CLUB CITTA'30th Anniversary SATURDAY NIGHT ROCK SHOW

ビビデバビデバンド(BBD BARBE de BAND)@クラブチッタ

クラブチッタ30周年イベントの「SATURDAY NIGHT ROCK SHOW」、先に登場したのはビビデバビデバンドの方だった。KONTAと杏子が揃い踏み、そしてこのバンド名の変名ぶりの通り、実質復活ライヴとなった。そうこなくては。

『帰さない』『midnight call』と、レア目の曲でスタート。KONTAも杏子も、黒を基調とした衣装。KONTAはアーミー帽を、杏子はシルクハットを被っていた。チッタでこの2人を観られるというだけでかなり贅沢なのだが、この日ワタシは3列目向かって左で、彼らの動きが細部まで手に取るようにわかる。

KONTAはサックスを首から提げ、歌と吹奏を交互にこなす。独特のハスキーな声質は、以前とあまり変わっていない。右手にマイクを持って歌うときの左手の仕草も同じだ。杏子は右手にマイクを持って歌い、左手は巻きスカートの裾を持ってひらひらさせ、何度もくるくる回っていた。かなり厚底のブーツを履いていた。2人は中央にとどまらず、何度もステージを行き来するので、向かって左端に来てくれたときには目が合いそうになった(笑)。

MCでは当然チッタ30周年に触れるのだが、KONTAが35周年と言ってしまい、場内ざわつく。後半のMCで杏子がツッコミ、KONTAは照れ臭そうにそのときに言ってくれと言い、その後オレは5年先を行っているんだという、フォローになっているようないないようなことを(笑)。KONTAのMCは、その多くが次の曲へのフリになっているのだが、『ナイーブ』をライヴでやるのは30年ぶりなんだとか。

杏子は終盤でバンドメンバーを紹介し(ベースはレピッシュの人)、KONTAについては「ブッ飛んでいる人」と。しかし交流は続いているようで、先日も舞台を観に行ったとか。バービー復活はKONTA如何だと思っていて、俳優もやるジシャンもやるというこの人のバイオリズムが合致したときに、バービーは降りてくるのだと思う。

終盤は、これずるいだろと思うくらいの名曲の連発。『女ぎつねon the run』はマストとして、『目を閉じておいでよ』『負けるもんか』は、曲を聴いていた当時の自分が頭をよぎると共に、時代に風化せず今なおリアリティーを以って鳴っていると感じる。そしてラストは、『何だったんだ?7days』だった。

セットリスト
帰さない
midnight call
打ち上げ花火
せまってday by day
ナイーヴ
STOP!
女ぎつねon the run
目を閉じておいでよ
負けるもんか
何だったんだ?7days

2人を観たのは2010年のZEPP TOKYOと武道館以来だが、懐メロ同窓会のノリにならず、といって現役とも異なる、言わば時空を超えた普遍的な輝きを放つ存在になっているのだと感じた。そしてこの時点では、この後のRCトリビュートなんていらない(笑)、お腹いっぱいという気持ちだった。

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