オアシス(Oasis)『Definitely Maybe(DVD)』
オアシスのDVD『Definitely Maybe』を観た。94年にリリースされたファーストアルバムについて、いろいろな角度から切り込んでいる。
メニューは、大きく3つある。PV、ドキュメンタリー、そしてライヴパフォーマンスだ。PVは計6曲あって、見慣れたものばかりだと思って臨んだら、それとわかったのは『Shakermaker』だけで、他は別バージョンが収録されていた。
ドキュメンタリーでは、ノエルとリアムはもとより、プロデューサー、マネージャー、元クリエイション社長のアラン・マッギー、後にオアシスに加入するが当時はそれぞれ別のバンドとして活動していたゲム・アーチャーとアンディ・ベル、更には当時はプライマル・スクリームのメンバーだったストーン・ローゼズのマニまで登場し、個々の曲やレコーディング事情、リリース直後の騒がれようなどについて、思い思いに語っている。
ライヴ映像は、94年に各地で行ったパフォーマンスがランダムにセレクトされ、アルバムの曲順に並べられていた。中にはブートレッグじゃないの?と思えるような不自然なアングルやぼやけた画像のものもあったが、これはこれで貴重。デビューしたばかりということもあってか、さすがに演奏の精度は高いとは言えない。
ワタシが持っているのは初回限定盤で、ボーナスディスクがある。こちらではドキュメンタリーの続きと、『I Am The Walrus』『Live Forever』のライヴパフォーマンスが楽しめる。ワタシがオアシスを初めて観たのは、2度目の来日である95年。初来日は逃していたので、ここにある映像はとても興味深く観させてもらった。
メンバーチェンジを繰り返し、94年当時のメンバーで解散まで残ったのはノエルとリアムのギャラガー兄弟のみ。久々にオリジナルの他の3人のパフォーマンスを観てなつかしく感じたのと同時に、時の流れが感じられてならない。
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