「週刊少年ジャンプ展Vol.3」に行ってきた
今年創刊50周年を迎えた「週刊少年ジャンプ」。その展示が去年から今年にかけて3回に渡って開催されていて、現在開催中のVol.3を観に行ってきた。Vol.1は創刊から80年代、Vol.2は90年代、そして今回のVol.3は、21世紀以降現在までの作品を取り扱っている。
・「週刊少年ジャンプ展Vol.1」に行ってきた
・「週刊少年ジャンプ展Vol.2」に行ってきた
セットは、直前に開催されていたVol.2のをそのまま生かしていたように見えた。過去2回では展示の冒頭に数分のダイジェスト映像を流していたが、今回はなし。また、作者のインタビュー映像もなく、キャラクターグッズ展示もほとんどなかったと思う。その代わり、作品の紹介に徹している。
展示作品は、ワンピース、バクマン、暗殺教室、トリコ、ハンター・ハンター、ナルト、ボルト、銀魂、テニスの王子様、ハイキューなど。ぶっちゃけ、この辺りになるとワタシはタイトルしか知らず、読んだことがない。時代の流れ、世代のギャップ、自分の趣向の変化を思い知らされた。
読んだことがあるのは、2本。まずは「Death Note」で、そのブースではノートに触ると前のタブレット映像にリュークが出てくる仕組みになっていた。もう1本は「ジョジョの奇妙な冒険第6部 ストーン・オーシャン」で、荒木飛呂彦の「ほんとうはこの頃から月刊に移りたかった」というコメントを確認することができた。
ほとんどのマンガが絵も線もきれいになったように見え、これはパソコンで作画する漫画家が増えたからかなあと想像。その一方、学園モノや不良モノがほぼ見当たらなかった。かつてこの辺りを書いていた漫画家たちは、青年誌の方に移行していると思われる。
Vol.1からVol.3のすべてに展示されている作品がある。言わずと知れた「こち亀」で、21世紀では東京スカイツリーを舞台にするなど、時代の移り変わりに応じトレンドを取り入れつつ、両津のキャラクターはブレず変わらず。ムチャクチャやっていることが大半だが、やるときはやる、守るべきものは守るという筋は通っている。基本的に一話完結式であるにもかかわらず、1度の休載もなく長きに渡って連載し続けたのは、快挙というほかない。
「週刊少年ジャンプ展Vol.3」は、六本木ヒルズで9月30日まで開催されています。
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