ジュラシック・ワールド/炎の王国(ネタバレあり)
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最終更新日:2020/06/28
ジュラシック・パーク クリス・プラット, ジュラシック・ワールド
ジュラシック・ワールドの惨劇から数年後。人間は島から撤退したが、恐竜たちは引き続き島で生息していた。しかし島の火山活動が活発化し、恐竜たちは存亡の危機に陥る。パークの運営責任者だったクレアは、かつてジョン・ハモンドのビジネスパートナーだったロックウッド財団を訪れ、恐竜救出の支援を取り付ける。また、ラプトルのブルーを保護するためオーウェンも召集され、クレアと共に島へ向かう。
ロックウェルの秘書で財団の実務経営を担っているミルズは、傭兵の大部隊を島に送り込んでいた。部隊と共にオーウェンとクレアらは島の中を探索し、ブルーと遭遇。オーウェンがブルーをなだめようとしたところ、部隊が麻酔弾を打ち込む。更には、オーウェンまで麻酔弾を打たれてしまう。財団の目的は恐竜救出ではなく、捕獲して売りさばくことだった。
「ジュラシック・ワールド」の続編で、「ジュラシック・パーク」シリーズの第5作だ。前半は島の中を舞台とし、テーマパークの残骸やスケルトンボディの球体カプセルなど、前作の要素が生かされていることに喜びを覚える一方、その変貌ぶりに危機感を突きつけられる。パニック調の展開にハラハラさせられつつ、一行が無事に島を脱出できた直後の安堵感と、直後にマグマにまみれて朽ちていく島と運命を共にしなければならなくなったブロントサウルスをただ見るしかないという無力感が襲う。
しかし、後半は様相が一変。ロックウッドの屋敷に裏社会の富豪が集い、捕獲した恐竜をオークションで競り落とすという展開に。そしてラストは、そこまでやっちゃったのかという、ある種の絶望感に襲われる。上記のブロントサウルスは、自然のルールに沿った運命とも言えるが、ラストは人類の運命そのものを大きく変えかねない。そして、この続編は絶対に作らざるをえない。
オーウェンは、クリス・プラット。前作よりも体がひと回り大きくなった印象があり、体格とまっすぐな性格でクレアたちや恐竜を救わんとする。クレアは、ブライス・ダラス・ハワード。今作は恐竜保護団体を立ち上げるなど、よりアクティブになっている。ここでのオーウェンとクレアは、「インディ・ジョーンズ」シリーズでのインディとマリオン/ウィリーの関係性を彷彿とさせる。また、前作にも出ていた中国系アメリカ人の科学者も、引き続き出演している。
今まで全く気付かなかったのだが、ブライス・ダラス・ハワードはロン・ハワードの娘だそうだ。また、ロックウッドに仕える家政婦を演じていた人は、なんとチャップリンの孫とのこと。へー。
そして、宣伝にてもう明かされてしまっているので書いて差し支えないと思うが、1作目に登場し、2作目「ロスト・ワールド」では主人公だった、マルコム博士が出演している。マルコムは前半とラストに登場するのだが、前半では全く気づかなかった(汗)。帰宅後テレビで予告編を観たのだが、ちらっと登場している。
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