西城秀樹さんはキング・クリムゾン『エピタフ(Epitaph)』をカヴァーしていた
一部ネット上で話題になっているが、先日亡くなった西城秀樹さんは、ライヴでは洋楽アーティストのカヴァーを適用していたが、その中でも秀逸なのがキング・クリムゾンの『エピタフ(Epitaph)』だ。情熱を込めて熱唱するさまは、『傷だらけのローラ』の原型にもなったとされている。Youtubeに、79年ライヴの音源があった。
4分少し前から雷が轟き、雨が降り出すさまが聞き取れる。まるで演出のようだ。「混沌こそわが墓碑銘」という歌詞はクリムゾン全楽曲の中でも屈指の名フレーズだが、秀樹さんが旅立ったことを思うと、なんだか複雑な気持ちにさせられる。
そしてこの曲、なんとザ・ピーナッツとフォーリーブスもカヴァーしている。
いずれも日本音楽界の伝説的アーティストばかり。なんでだろう。レコード会社や作曲家の中に、仕掛け人がいたか。もっとも、秀樹さんの場合は自らチョイスしたと思われるけど。
以下は、キング・クリムゾンのオリジナルバージョン。クリムゾンは現在も活動中だが、このときのヴォーカル、グレッグ・レイクは2016年に亡くなっている。
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