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「全ガンダム大投票」を観た

公開日: : 最終更新日:2020/07/23 テレビ特番

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BSで、先日5月5日に歴代の投票とその結果発表を生放送でおこなっていた。今年は、ファーストガンダム放送から40周年になるそうだ。ガンダムの映像作品は56にのぼり、投票は「作品」「キャラクター」「モビルスーツ」「主題歌」の4種類に。番組では、それぞれの上位20位が紹介された。

まずは、作品の11位から20位までが一挙に紹介。作品発表に併せて、登場するモビルスーツやキャラのランキングも紹介された。OVAのスピンオフ作品の「ポケットの中の戦争」がランクインしているところに(11位)、ガンダムファンの濃さが感じられた。「0083」は10位に食い込んでいる。

作品ベスト5は、1位は当然のファースト、2位Zガンダム、3位ガンダムSEED、4位ガンダム00、5位逆襲のシャアという具合。Zに大きな不満を持っている身としては、その人気の高さに驚かされた。一方で、ZZが20位にも入っていない事態にも驚かされた。モビルスーツは、1位ニューガンダム、2位Zガンダムだった。ファーストガンダムは10位とな。

ワタシが見ているガンダムは、ファーストおよびその流れを汲んでいる続編と、スピンオフのいくつかだ。今回、自分が見ていないガンダムがどういう位置付けにあるかというのがわかり、新鮮に感じた。鉄血のオルフェンズが6位に入り、そのキャラクターのオルガがキャラ部門1位になったときは、スタジオがどよめいた。

実は、集計単位は細分化されていた。同じ作品でもテレビ版と映画版では別作品として扱われ、アムロ・レイはファーストと逆襲のシャアの両方で上位にランクイン。シャアに至っては、クワトロ・バジーナやキャスバルとしての投票もあった。キャラクターのみ合算ランキングが発表され、シャア・アズナブルが堂々の1位、続いてアムロとなった。

スタジオでは、芸人やアイドルなどがコメンテーターとしてそれぞれの想いを語った。また、「鉄血」「Gガンダム」の主人公、そして古谷徹も顔を見せ、視聴者投票で選ばれたセリフの生アフレコを披露。みなきっちり決めてきて、さすがはプロだと思わせてくれた。

古谷徹は、ファースト2本と逆襲のシャア2本の中から投票で選ばれた「ニューガンダムは伊達じゃない」を披露。すると、司会が無茶振りしてファーストの「親父にもぶたれたことないのに」も披露することに。声色を使い分けて、こちらもきっちり決めてくれた。女性キャラで最も人気が高かったハマーン・カーンは、榊原良子がハマーンのイメージを大切にしたいとすりガラス越しに登場。生「俗物」が聞けた。

富野由悠季のインタビューVTR、主題歌ランキングで1位と3位に入った森口博子のTEL出演もあった。富野は相変わらずの偏屈ぶりで、この40年はファーストを追い越せなかった敗北の40年と語った。シャアにマスクをつけたのは安彦良和のアイディアで、富野はシャアにはあまりこだわっていなかったらしい。森口は、自身の当時の苦しい芸能活動を救ってくれたのがガンダムだったと語っていた。

楽しく見させてもらったが、集計を細分化しすぎていたのはやはり気になった。キャラ部門だけでなく、他の部門も合算集計結果を出してほしかった。作品別でガンダムUCは7位だったが、合算すればもう少し上位に食い込めたはずだ。モビルスーツでも、ユニコーンガンダムはユニコーンモードとデストロイモードで分けられていた。ミネバとオードリーも別集計だったが、番組サイトによると71位72位という、奇跡的な並びになっていた(笑)。

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