ウォー・ゲーム(1983年)
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最終更新日:2021/05/16
SF
高校生のデヴィッドは、自分の学校のコンピュータにハッキングして成績を書き換えるなど、パソコンに関しての腕前は天才的。あるとき、オンラインでジョシュアというコンピュータと核戦争のゲームをすることになり、デヴィッドはソ連側となってゲームを楽しむのだが、ジョシュアは実はアメリカ国防省を司る人口知能であり、ゲームはゲームでなく、ほんとうの核戦争になろうとしていた。
今観るとアナログ感が拭えないのは致し方ないが、遊び半分でハッキングに興じていた少年の行動が国家間の紛争にも直結しかねないというストーリーはよくできていると思うし、主人公もそのガールフレンドも、さすがに事の重大さを認識してモラルを保ち、ゲームにのめり込みすぎず、核戦争を回避しようとする行動には共感が持てる。当時としてはマニアが引き起こす騒動のようだが、パソコンやインターネットがすっかり普及した今の時代に観ることで、より現実的な出来事として受け取ることができる。
主人公デヴィッドを演じるのは、マシュー・ブロデリック。名前だけはなんとなく聞いた覚えがあるが、これといった代表作が思いつかない。少し調べたら、『セックス・アンド・ザ・シティ』などのサラ・ジェシカ・パーカーの旦那さんとわかった。監督はジョン・バダムという人で、『サタデー・ナイト・フィーバー』の監督もしていた。
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