ダニー・ザ・ドッグ(2005年)
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最終更新日:2021/04/12
リュック・ベッソン モーガン・フリーマン
青年ダニーは悪徳取立て屋の用心棒で、格闘技に長けた殺人マシーン。だが人としての感情を持たず、記憶もなく、そしてボスからは人としての扱いを受けない「番犬」だった。ダニーはふとしたことがきっかけで盲目のピアノ調律師と知り合い、やがて生活を共にし、彼の養女との触れ合いから人としての感情を取り戻していく・・・。
ダニーを演じるのはジェット・リーだが、個人的には未だに『少林寺』のイメージが鮮烈で、よってリー・リンチェイといった方が通りがいい。今作はリーが持ちうるカンフーの技量を如何なく発揮させつつも、肉体派一辺倒ではなく、人間の内面の心情を表現するという、難しい役どころをこなしている。ピアノ調律師はモーガン・フリーマンで、この手の役はお手のものといったところだろうか。リュック・ベッソンが脚本を担当していて、そういえばストーリーはどことなく『レオン』にも近いものがある。
ワタシがこの作品を観ようと思ったのは、マッシヴ・アタックが音楽を担当しているからだった。ひんやりとした音が、劇中淡々と流れているのがいい。
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