ワープトツアー(Warped Tour)、雑感
公開日:
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The Vans Warped Tour 2018 フジロック
【気候】
3月末から4月という、若干肌寒い時期ではあったが、好天に恵まれ気温も高めだったため、極端に寒さが気になることはなかった。会場内にいる分には、むしろ暑いくらい。物販や食事エリアが場外なので、そこに出たときや終演後には上着が必要だった。
【会場】
幕張メッセの9番から11番ホール。9番および10番の半分にメインの2つのステージを横並びに設置。10番の残り半分と11番に、スポンサーブースやエクストリームショウなどを設置。2階はクローク専用に使っていた。9〜11番は、1〜8番に比べて巨大ホールのイメージがあったが、久々に来てみるとそれほどでもない。
【トイレ】
メッセ常設分は使用可にしていたトイレを絞っていて、初日はあちこちに長蛇の列ができた。場外物販エリアの隣に仮説トイレを設置していたが、もっと数を増やしてもよかったのでは。但し、2日目は入場者が減り、トイレ渋滞はほぼ起こらなかったと思う。
【物販】
先行販売をしていたこともあってか、初日は午後2時頃、2日目は昼頃には品薄状態に。初日より2日目の方が人が少なかったにもかかわらず、プロフェッツ・オブ・レイジのTシャツは完売し、コーンのTシャツには余剰があった。用意した枚数の違いだろうか。
【食事】
3〜4回、いずれも違うお店で利用したが、漏れなくまずい・冷たい・高いの三拍子。ワタシが参加する幕張メッセのフェスやイベントはここ数年だいたいこんな感じで、なぜこうなってしまうのか不思議。フジロックの食事がおいしいのは、環境のよさに後押しされているだけで、お店のクオリティはさほどでもないのではと思うこともあったが、いや、フジのお店はどこもがんばっているのだと確信。
【仕切り】
再入場不可だったが、可にしてほしかった(2日通しの人はリストバンドだったが、1日券の人はチケット回収の対応だった模様)。メッセ近辺にはレストランがいくつかあるので、外で食べるという選択肢があってもよかったはずだ。
【ブッキング】
2つのステージを横並びにし、交互にライヴをスタートさせるアイディア自体は悪くはない。ただ、1アーティストあたりの持ち時間が短く、詰め込みすぎの感がぬぐえない。出演アーティスト数を絞り、持ち時間をもっと取ってもよかったのではないだろうか。
【アーティスト】
日中も多くのアーティストを観たが、やはり両日のヘッドライナー、コーンとプロフェッツ・オブ・レイジに尽きる。個人的には、コーンは過去作品を入念に聴き直し、可能な限り映像作品も観て気持ちを作っていった。プロフェッツの方は、逆にアルバムを聴くだけにとどめてそれ以外の情報をシャットアウトして臨んだ。
コーンは安心して観られる横綱相撲で、復帰したヘッドの姿を見られて嬉しかった。一方のプロフェッツは、6人が登場し横一列に並んで拳を突き上げたショットだけで、背中に電流が走った。レイジの曲が懐メロにならず、今なお有効に機能することを明示し、チャックDとDJロード、B-リアルという先達を得て、新たなる挑戦をしているさまがびしびしと伝わってきた。レイジの3人は、技術的にすごいことをやっているのに限界ぎりぎり感がなく、当たり前のようにこなしていた。クリス・コーネルを想ってインストで『Like A Stone』を演奏し、マイクスタンドにのみピンスポットが当てられていたのには泣けた。かつてレイジの音に親しみ、この日来たくても来られなかった人は、心中お察しする。敢えて来なかった人は、その判断を悔やむがいい。
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