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スティーヴ・マリオット・メモリアル・コンサート(Steve Marriott: Astoria Memorial Concert)

『Steve Marriott: Astoria Memorial Concert』

2001年4月に、スティーヴ・マリオット(スモール・フェイセス)の没後10年でのメモリアルコンサートがで行われており、そのDVDを観た。

コンサートは、スティーヴゆかりの人々やリスペクトする若きアーティストが多数出演し、スモール・フェイセスの曲を中心に演奏。まずは、ザ・モッズというロンドンを中心に活動しているバンド(トリビュートバンドか?)が演奏。

続いては、この日のために編成されたハウスバンドが登場。ドラムはザック・スターキー、ギターは元・グループの人だそうだ。ジョン・ボーナムの妹が、3曲ばかりヴォーカルで参加。また、スティーヴの息子であるトビーも、1曲でギターを弾いている。

中盤のクライマックスは、ハンプル・パイだ。ワタシはスモール・フェイセスはひと通り聴いているのだが、ハンプル・パイについては逆にほとんど聴いたことがなく、こんな音だったのかと新鮮な気持ちで観た。ピーター・フランプトンの存在感がものすごく、活動時はこれにスティーヴが加わっていたのかと思うと、楽しくなってくる。

そして終盤。「モッドファーザー」による「義兄弟」共演。更には同じくオアシスのゲムもギターでサポートし、そしてイアン・マクレガンにケニー・ジョーンズといった、オリジナルのスモール・フェイセスのメンバーも参加。まさに夢の編成だ。

ラストは他のメンバーもステージに出てきて、訳のわからないような状態で『All Or Nothing』を合唱して終了。あまり広くはなさそうな会場でスティーヴのことを想うという企画は、とても素晴らしいもののように思えた。このDVD、日本盤は1000枚限定だそうだ。

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