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ポール・ウェラー(Paul Weller)『Live Two Classic Performance』

ポール・ウェラー(Paul Weller)『Live Two Classic Performance』

のライヴDVDを観た。かなり密度の濃い内容で、ファンなら必見だ。ライヴは2種類が収録されている。

まずひとつは、2002年7月にのハイドパークで行われたフルバンドスタイルでのもの。どうやらフェスティバルでウェラーがヘッドライナーを務めたらしく、その全25曲が収録されている。

バンドは、ドラムに盟友スティーヴ・ホワイト、ギターがスティーヴ・クラドックにベースがデーモン・ミンチェラのオーシャン・カラー・シーンコンビ、そしてキーボードがいて、これは2004年のロック・オデッセイと全く同じ編成だ。選曲は全てソロからだが、オープニングの『Sunflower』からトップギア状態で、以降新旧織り交ぜて演奏され、この人のソロキャリアが総括されているかのようなライヴだ。アンコールではのケリー・ジョーンズが登場し、2曲で共演している。

もうひとつは、2001年のクリスマスにBBCで放送されたスタジオライヴで、全13曲のアコースティックパフォーマンスだ。基本はウェラーひとりだが、2曲でスティーヴ・ホワイトがパーカッション参加。また元スクイーズで番組のホストも務めているジュールス・ホランドが、1曲ピアノで参加している。

しかし最大の目玉は、との共演だ。ジャムの『That's Entertainment』を2人でアコギをかきならしていて、ノエルはバックヴォーカルも務め脇役に徹している。選曲はソロだけでなく、バンド時代からもセレクト。ジャムの曲は他に『English Rose』『Town Called Malice』を、スタイル・カウンシルからは『Headstart For Happiness』を披露している。日本のファンにとっては、2001年7月の来日公演が思い出されるはずだ。

2つのパフォーマンスのほかにインタビュー映像もあって、ここでは当時の新譜『Illmination』制作に賭ける想いや、ケリーやノエルといった若い世代との価値観の共有を嬉しく思っていることなどを述べている。

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