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ジャスティス・リーグ(ネタバレあり)

ジャスティス・リーグ(ネタバレあり)

バットマン/ブルース・ウェインは、スーパーマン亡き後も街を守り続けるが、新たな侵略者の到来が近いことを感じ取っていた。ワンダーウーマン/ダイアナ協力のもと、フラッシュ/バリーとサイボーグ/ビクターをスカウトし、ジャスティス・リーグを結成。しかし、アトランティス族のアクアマン/アーサーには断られてしまう。

一方、ダイアナの故郷であるアマゾネスの島をステッペンウルフという巨人が襲い、強大なエネルギーを宿すマザーボックスを強奪。マザーボックスはアマゾネス、アトランティス、人間がそれぞれ保有していたが、アトランティス保有分も奪われていた。バットマン、ワンダーウーマン、フラッシュ、サイボーグでは、ステッペンウルフに歯が立たない(そしてアクアマンがサポートに入り、チーム加入)。ブルースは人間が保有するマザーボックスを使い、スーパーマン/クラーク・ケントの復活を試みる。

DCエクステンデッド・ユニバースとしては5作目、劇中の時間軸では『バットマンvsスーパーマン』の数ヶ月後のようだ。バットマンとスーパーマンは説明不要、ワンダーウーマンも今年単体作品が公開され、認知度が上がった。今回は超高速で疾走するフラッシュ、全身機械のサイボーグ、海と会話できるアクアマンと、新たなヒーローが登場し集結。コミックスのアベンジャーズに相当する、ヒーローのチームができあがった。

それぞれ能力に特徴があって被りは少なく、また境遇も異なることからヒーロー間の摩擦は少ない。チームを率いるバットマン/ブルースが、実は生身の人間がスーツを着ただけで結構無力、しかも年齢も重ねピークを過ぎているという立ち位置が、チームのバランスを取ることに成功している。年を取らないダイアナは、現役度が高い。ものすごい肉体美を誇るアクアマン、いじられキャラでもあるフラッシュは、今後に期待。個人的には、戦闘よりもむしろテクノロジーに精通したサイボーグに注目。望まずして全身機械になってしまった悲しみをにじませていて、仮面ライダーやサイボーグ009に通ずるものがある。

まだ劇場公開が始まったばかりで書くかどうか迷ったが、書く(笑)。スーパーマン/クラーク・ケントだ。復活直後は肉体も精神も暴走し、ジャスティス・リーグの面々にも攻撃していたが、ロイス・レーンとの再会により落ち着きを取り戻す。クライマックスでのステッペンウルフとの対決では、ケタ違いの強さを見せる。またクラークの復活は、ジャーナリストとしての魂を失いつつあったロイスの復活にもつながっていく。

ブルースに、クラークに、ダイアナに、ロイスに、クラークの母マーサにダイアン・レイン、ブルースの執事アルフレッドにといった主要キャストは、シリーズを通じて変わっていない。バリー/フラッシュをエズラ・ミラーが演じていて、『ファンタスティック・ビースト』といい話題作への出演が続き、今後益々の飛躍が期待できる。バリーの父親役の人、見覚えがあると思ったら、『エイリアン・コヴェナント』でコヴェナント号の船長をしていた人だった。

エンドロールにて、レックス・ルーサーと、ウィルソンと呼ばれていたヴィランが接近。DCの次作はアクアマンが予定されているとのことなので、その前フリかな。

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