コーネリアス(Cornelius)@日本武道館
ベック来日公演で武道館に来ているのだが、オープニングアクトがコーネリアス。ワタシが観てきた中で、最も豪華なオープニングアクトのひとつに数えられる。ベックは小山田にリミックスを依頼したことがあり、2人は旧知の仲のようだ。
ステージは幕に覆われていて、予定の1分ほど前からラフなビートがはじまり、バンドによる生演奏が既にはじまっている。やがて幕にメッセージが浮かんだかと思うとストンと落ちて、バンド4人がお目見え。新譜『Mellow Waves』からの『いつか/どこか』でスタートだ。バックドロップの映像には、左上に歌詞が流れる。
メンバーの立ち位置は、向かって左からギター/キーボードの堀江博久、ドラムのあらきゆうこ、ギター/ヴォーカルの小山田圭吾、そして右端がベースの大野由美子だ。4人とも白を基調とした衣装、堀江と小山田はサングラスをかけている。
観るのはフジロック以来だが、個人的には微妙だった。グリーンステージが大きすぎたのかもしれないし、ホワイトステージのオザケンのことを頭の片隅で気にしていた分集中力があ落ちていたのかもしれない。しかし、キャパシティ1万人でありながらすり鉢状で広くて狭い武道館においては、映像もバンドのパフォーマンスも面白いほどよく見えて、双方の完成度の高さに唸らされてしまう。
約40分という限られた時間ではあったが、『Point Of View Point』『Fit Song』などを演奏し、『Starfruits Surfrider』では堀江のトランペットと小山田のテルミンがシンクロした。ラストはスローな『あなたがいるから』で締めた。コーネリアスは現在国内ツアー中で、ワタシは28日の横浜公演に行く予定だ。
※あらきゆうこのツイートによれば、開演前や終演後であれば撮影OKとのこと。
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