エイリアン4(1997年)
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最終更新日:2021/03/22
エイリアン ウィノナ・ライダー, シガニー・ウィーバー
原題は『Resurrection』で、前作『3』で完結したと思われていたシリーズの復活、およびリプリーとエイリアンの復活を示唆しているそうだ。
前作『3』にて、宇宙刑務所でエイリアン・クイーンを宿したまま溶鉱炉に落ちて自決したリプリー。それから200年後、軍の宇宙施設において、科学者たちにより残された血液からリプリーのクローンが造られ、エイリアン・クイーンの蘇生とその軍事利用が企てられていた。
クローンのリプリーは8人目で、クローン化の過程でエイリアンの遺伝子と融合。身体能力が向上し、性格も武骨で男臭くなり、つまりオリジナルのリプリーとはまるで別人になっている。一方で、前作にも少し見られたが、エイリアンを敵と思いながらも母性のような感情を覚えてもいる。
施設に着艦する宇宙貨物船は、エイリアンを植え付ける人間を輸送する役目を担っていた。そのクルーのひとりコールは、実はアンドロイド。当初リプリーを殺す使命を担っていたが、リプリーが本能的にエイリアンを敵とみなし、人間と共に脱出するのを見て、リプリーと行動を共にする。
コールはウィノナ・ライダーが演じていて、シガニー・ウィーバーとのダブルキャストのようになっている。武骨になったリプリーとアンドロイドでありながら女性らしさを保っているコールは、結構いいコンビだ。監督はジャン=ピエール・ジュネという人で、『アメリ』『ミック・マック』などを監督している人。この人の描写のせいなのか、人間がエイリアンに殺されるシーンは直接的で、かなりエグい。
ラストは、シリーズ中最も明るく希望に満ちているが、それから20年が経った現在、続編は世に出ていない。シガニー・ウィーバーが続編の出演に乗り気だというニュースは、時折流れてくるけど。
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