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ボールはともだち キャプテン翼展(2014年6月)

公開日: : 最終更新日:2022/08/11 キャプテン翼

ボールはともだち キャプテン翼展(2014年6月)

ブラジルワールドカップに合わせるように、上野の森美術館で『ボールはともだち キャプテン翼展』が開催されていた(現在は終了)。

原画は、ほぼ時系列に並べられていた。小学生の翼と若林率いる修哲との戦いから、南葛SCとしての全国大会、中学全国大会、ワールドユースと続いていく。翼、岬、若林、中沢、日向、松山、三杉、立花兄弟、新田、次藤と佐野、ジノ・ヘルナンデス、エル・シド・ピエール、カール・ハインツ・シュナイダーなど、作品を彩ったキャラクターたちがピックアップされる。

合間合間に、翼が若林に挑戦状として蹴ったボールや、岬が転校する際に南葛イレブンが送った寄せ書きボール、日向小次郎のタイガーショットがめり込んだ壁などが再現。原画や映像は撮影禁止だが、これらは撮影可だった。通常の3倍の重さの真っ黒なボールは、雷獣シュート(いや、ネオタイガーショット?)を生み出すための特訓ボールで、これは手に持つこともできた。

寄せ書きボール

雷獣シュート?

南葛市のジオラマや、姉御こと中沢が振っていた、翼を応援する旗なども展示されていた。連載第1回の少年ジャンプもあり、表紙には当時連載中だった『Dr.スランプ』『テニスボーイ』『リッキー台風』などの作品名が見られ、なつかしくなった。

キャプテン翼・日本代表

そして、いよいよ現実世界に接近。Jリーガーや各国代表となった各キャラクターの名前が入ったユニフォームが展示され、イニエスタがこの展示会のために答えたインタビュー映像、岡崎や宮本などのコメント映像も流されていた。

各国ライバルたちのユニフォーム

圧巻はバルセロナコーナーだ。ロッカールームのイメージで、メッシ、翼、イニエスタが並んでいる。更には、メッシ、ネイマール、シャビ、イニエスタ、セスクの5人のサインが入ったバルサユニフォームまで。こりゃすごい。

バルサのロッカールームを再現

バルサメンバーのサイン入りユニフォーム

最後に、「幻の第4話」の原稿が展示。少年ジャンプは読者アンケートによる順位で連載が続くか終わるかが決められ、連載開始当初この作品は順位が下の方だったそうだ。作者の高橋陽一は第4話の原稿を自らボツにし、ロベルトがオーバーヘッドキックを見せて南葛小のコーチになる話に書き換えて公開した。今回展示された幻の第4話は、転校生の翼が南葛小に登校したところを描いているが、地味で展開が遅い印象があり、週刊誌用としてはボツにしてよかったのではないかと思う。

ワタシはまさに原作のキャプテン翼スタートをリアルタイムで享受できた世代だが、訪れる人は小学生のサッカー少年たちとその親御さんが大半だった。ココを訪れた子供たちの中から、数年後に日本代表のユニフォームを着てワールドカップのピッチに立つ子が出てくるかもしれない。

上野の森美術館から徒歩数分のところに、期間限定で「キャプテン翼カフェ」がオープン。展示を観た後に立ち寄ってみたが、予約でいっぱいで2時間待ちと言われたので、あえなくパス。予約ができたのか。。。というわけで、とりあえず写真だけ。

キャプテン翼カフェ

キャプテン翼カフェ

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