ボブ・ディラン(Bob Dylan)絵画展(2010年11月)
六本木テレビ朝日内のギャラリーで行われている、ボブ・ディランの絵画展を観に行ってきた。
絵画は約30点程度が展示。解説によると、89年から92年のツアー中に書き溜めていた絵だそうで、絵画展を開いてはという提案を受け、これまでにロンドンなどで行われているという。同じ絵の色違いもいくつかあった。これらはいちおう売り物でもあるのだが、値札を観るとゼロの多いこと多いこと(笑)。
絵の題材は大きく2つに分かれていて、ひとつは線路や町並みといった風景、もうひとつは女性だった。風景はまだしも、女性を描いているのは少し意外だった。60年代の若きディランならともかく、上述の時期ではディランは50前後で、活動としては低迷を脱し、自らのルーツに立ち帰ろうという、渋めの時期にあたるからだ。なので、曲との関連性を直接的に見出だすのは難しいが、表現の手段としては深みや味わいを感じられる。
物販にはパンフレットと画集があって、パンフレットの方を購入。今回の展示品を紹介しつつ、巻頭には絵画展のナビゲーションが、巻末にはディランの略歴が、共に日本語で綴られている。画集の方は、値は張るものの展示物以外の絵画も掲載しているとのことだ。
この絵画展、11月21日(日)まで行われています。入場は無料です(現在は終了しています)。
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